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カテゴリー「UltrasevenX」の記事

UltrasevenX エピソード12

世間はクリスマス休暇の最中、大団円を迎えたウルトラセブンX。
ジンとエレアとウルトラセブンXの事情もツジツマのあう説明がなされたし、「敵」とも対決して、綺麗にまとめていただきましたが、なんとなく、これで良いのかなあという気のする物語でした。

楽屋落ちになるかと危惧した、ダンとアンヌの登場については、個人的には、多くを語らないことで映像だけが心に残りよかったです。この人は報われないまま今も戦いつづけているわけではないのだなあと、ちょっとほっとしました。並行宇宙の地球まで守りに行くなんて相変わらずのマメさが健在のようでなによりです。

しかし、第1話と最後の3話がつながることによって、これはジンの物語ではなくなってしまったような気がします。あの多彩かつ趣味的?なエピソードはなんだったんでしょう。「ひとりの女性の願いが世界を救った」などと他人事のように述べている場合ではない気がします。なぜなら、ウルトラセブンは、(私が思い込んでいるだけかもしれませんが)人間でありかつ「救世主」であり当事者である人の物語であると思うからです。かつてウルトラセブン1999最終章を見たときに、モロボシダン/ウルトラセブンがカザモリマサキに「化けていた」ことを認めたくなかったのを思い出しました。そういうわけでいくらエレアがややこしい理屈を述べようと、ジン本人の意志がどうあるのかよくわからないまま終わってしまい気の毒でした。ま、本人はぼーっとしてて気にしてないかもしれません。

最後に正体を現した蜘蛛型宇宙人?については、人間と共存あるいは対話の余地がない感を出したかったのかと思いますが、人間向けの情報操作をしている以上そうもおもえず、視覚的インパクトにとどまってしまったのは残念です。見た目はとにかく、ウルトラセブンXを「救世主」と持ち上げてみたり、記憶をなくしているとはいえジンをエージェントに復帰させたり、ただの詰めの甘い宇宙人の一種じゃないのって気がしますしね。いままでの話を見る限り、人間を搾取したり虐待したりと言った、あからさまに悪いことをしている様子でもなく、殲滅するウルトラセブンXの姿はやや居心地の悪い感がありました。そんなのんきなことを言ってるうちに蜘蛛の巣の情報網に絡め取られて身動き取れなくなってからでは遅いのですがね(笑)。

自分としては、(結局最終回ではっきり解ったわけですが)私たちの世界もしくはウルトラマンのいる世界とは異なる世界を描く努力をここまでしたのだったら、もう少し話の持って行きようを考えればウルトラシリーズの範疇を「越える」ことができたかもしれないのにと残念感が残りました。現代社会の病理であれ、宇宙人と共存する世界であれ、せっかくあれこれと解釈のできるエピソードがあったのだから、もうちょっと「影の支配者から世界を救う」話と結びついてくれたら話に深みが出たと思うのですが。ま、私はぼーっと見てましたからもしかしても一度見直したら、あれはこういう意味だったのかと「NewWorld」が現前しないとも限りませんから、正月休みの楽しみにでもしておこうと思います。

たいへん月並みな科白ですが楽しい物語を「ありがとう」といいたい最終回でございました。恒例なので(恒例なのか?)、時間がなくて似てなくてすみませんのしめくくりです。では、帰ってきたウルトラマン放映40周年も楽しみに待つといたしましょう(爆)。その前にシリーズ復活!たのみますよ。救世主。

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UltrasevenX エピソード11

佳境を迎えておりますウルトラセブンX。大筋に関係ないどんでん返しがステキです。まだ侵略者の正体がわかりません。早いものでもうじき放映終了、そしてウルトラセブン放映40周年も終わりですね。40周年企画はまだあるのかもしれませんが。

ケイくんには今回も笑かしていただきました、やっぱしイイやつ全開です。「本気を確かめたかった」とか言ってますが、ラブアンドピースな話に弱いだけですってきっと。この上は最終回も笑わせてください。間違っても泣かせることのないように。

ケイはともかく、エレア姉さんにも笑わせていただけるとは思いませんでした。最初っから別の意味でおもしろい人だったといえばそうですが。いままでの神出鬼没を見ているとどうも宇宙人擬態説のほうが信憑性があります。いつのまにか敵の本拠地を突き止め、爆弾まで準備し、DEUSのエージェント3人をあごで使ってすっかりボスキャラです。「いままで尽くしてくれて」とか科白に願望出てます。

「信じる」という言葉がキーワードのようです。この世界の人はなんでも信じやすい(というか疑わない)人たちなんではないかという気がややしますが、3人の場合は自分たちで調べて納得したのだからそれでいいのでしょう。ラスト踏み込んできたDEUSのエージェントたちがいきなり「俺たちもジンを信じる」などと加勢して大騒ぎになるのではないかとちょっと期待したのですが、あるわけないか。ところで、どうしてエージェント中ケイだけコートが白なんでしょう。もしかして・・・。単に目立ちたがり・・・。

平行宇宙へつながる通路なんて大層な仕掛けが出てきました。そのつながる先は、
1.TVのこちら側の世界である。2.ウルトラマン一族のいる宇宙である。
情報操作によって世界を支配しているヤツラとは、
1.宇宙大皇帝 エンペラ星人である。2.光の国の人工太陽に細工をしたバルタン星人である。3.平行宇宙の地球人である。
情報操作で地球を支配なんてエレガントな戦法の宇宙人を知らないからおもしろい展開を思いつかない・・・。

そういえば、ウルトラセブンXは夢落ちである。と言い出した友人が居りまして、本家ウルトラセブンが願望を夢に見たのだというのです。え、実はそれって長髪にしてみたいってことですか(くだらん)。エレアみたいな女性に振り回されてみたいってことですか(かなわん)。6.5頭身と言われるのを気にしていたのですか(せつない)。思い起こせば、地球をまもろうと無理をして、過労でふらふらになって故郷に帰る羽目になるわ、負傷してもとの姿にもどれなくなるわ、あげく暗黒星雲に幽閉されるわ、あまり想いの報われることのないウルトラセブンでした。一度地球人に「救世主」と呼ばれてみたかったのかもと思ったら、気の毒になってきました。。。まさか記憶をなくして地球人になりたかったなんてことは。。。前提が大嘘なのに、んなこと考えなくても。

UltrasevenX エピソード10

ラスト2話分の導入部分にあたるので、感想書きにくくて時間が経ってしまいました。この手の話の「起承」の部分としてはありがちながらテンポ良くかっこよくよくまとまっていたと思います。「転結」の部分を待てば解ることをいまあれこれ書いても仕方ないですしね。

浮遊広報モニタが監視カメラだったなんて、1984年から予想できていたことで、そんなに驚くようなことではない、と今頃言ってもあと出しじゃんけんみたいでイマイチですが。

エレアが死んだ人間だったといわれても、最初っからこの世のものではないように思っていたので、そんなに驚かないし・・・。

浮遊モニタに監視されてようがされてるまいが、ジンが国営?テレビ局のロビーで堂々と潜入者に話しかけるのは大胆すぎると思うのですが。

監視兼用とはいえ、隕石の落下で湖が干上がったなんてしろうとでも見れば解る嘘を報道しなくてもと思いますが、特定の誰かにそう思わせたいとか意図があるんでしょうか。たぶんそこまでは、考えてなさそうな・・・。

エレアに対しては宇宙人が擬態していると名指しで追いつめるのに、一緒にいたのを目撃しているにもかかわらずジンが野放しなのにも意味があるのでしょうか。(街に帰ってみたら、エスとケイに追われる立場になっているという展開かと思いましたが)この3人は個人的につきあいがあるようですね。それにしてもジンは一度もエレアのことを検索してみようとかいう気はおこさなかったのでしょうか。やっぱりぼーっとしてるというか、あれ、そもそもジンはエレアの名前を知ってたんでしたっけどうでしたっけ。ぼーっとしてるのは私ですわ。

最初にジンがウルトラセブンXに変身したときに、なぜ自分がそんなタイヘンなものになるのか、なぜエレアに渡されたウルトラアイ?が変身アイテムになるのかというあたりを考えないで世界を守る決心をしてしまったことも、「私だけを信じて」とだけいわれて信じてしまったのにも実は深いわけがあったとか?

最終回のネタバレも耳にしましたので、どうまとめてくださるのか楽しみに待つことにしましょう。

UltrasevenX エピソード9

今回もウルトラセブンXが出てこられるのかどうなのかはらはらしましたが。前回に続き、人を殺戮することを自分でやめられない怪物にセブンXが引導を渡すと言う、続くとだんだん鬱になってくる結末で終わりました。本人が望んでいたら殺していいのかも疑問です。今回なぞは犯人の「獣人」は死亡、その兄は証拠品をもって行方不明、殺人の動機は推測をもってしか判らずという報告でDEUS上層部は納得するんでしょうか。この辺のいいかげんさ、DEUSは宇宙人を人間扱いしてない気がします。DEUSが一番アンダーグラウンドなトピックのような気がしますが、これだけ宇宙人が潜伏?しているらしいのにいまだに「狼男」の見出しをつけてるようでは、ジャーナリズムの追求が及ぶこともないでしょうね。

シリーズ12話目一杯違うパターンの物語にするつもりらしいのは心意気だなあと思います。その分舞台が広がって世界観と言うか時代設定というかがあいまいになって、いまと変わらない暮らししてるんじゃんという気がしてきたのは残念です。最初は、地球か日本かもはっきりしないよな無国籍近未来(という表現もあいまいですが)な雰囲気に期待したのですが。まあ妙に近未来感を出そうとしてヘンな服着てたりするよりいいですが。小説だと読者は想像して読みますが、それらしい映像にするのはお金も時間もかかるでしょうしね・・・。記憶の話があり、水にまつわる話があり、これらの話がどこかでジンの記憶とウルトラセブンXの物語に収束したら快哉ですが。また期待してる。

一昔前の富豪といま現在の富豪とセブンXの世界の富豪の暮らしは違ってしかるべきなのを、百年前とかいいだすのでさらに話がややこしく。皆既月食で百年前とかもったいつけすぎと思う私は、ゴシックホラーのロマンを理解できない不粋者です。もっとも名門鷺宮家は数百年間同じお屋敷に伝統を守ってお住まいなのかもしれません。恋人の気持ちを確かめるために無理をたのむお嬢さまというのも変わらず存在するようですが、この事情ではいわれたとおりするほうが無謀でしょう。それを黙ってみている(しかも撮影している)お兄さまってのもどうなんでしょう。もっとも一切水に触れられないのでは、接吻はもちろんその先もできっこないし、お嬢さまが不安になるのは無理ないかもしれません。いえお嬢さまがなにを期待をなさってるのか存じませんが。

今回、ジン、エス、ケイともきっちりお仕事してて、事情を自分たちで明らかにしていくのがよかったです。結局獣人のお兄さまに利用されたわけですけど、3人とも事情を知ったらどっぷり同情してしまってて面白かったです。エスが一番の武闘派だと言われるような、こんないい人たちばかりでアンダーグラウンドなDEUSの任務が勤まってるんでしょうか。とくにケイは襲われたのがエスでも自分が盾になって庇うし、攻撃より被害者救助優先するし、命がいくつあっても足りなさそうないいやつぶり。毎回宇宙人にぼこられて気の毒です。こうなってくると最終回までにいっぺん堕ちろとか期待してしまいます。

世相を反映していて問題提起もあります。美しい話もあります。毎回よくできた話だと思います。細かいことに引っかかるのを除けば。いちばん引っかかるのはウルトラセブンXの登場です。嗚呼。

UltrasevenX エピソード8

秋晴れのさわやかな日曜日も朝からウルトラセブンXを見て電王を見ると、ウォータースライダーに乗ったような気分です。下がって上がって落ちがついてずぶぬれーみたいな感じ。(意味不明)あ、初めてキューティーハニーも見た。・・・。

直球な話が続いたせいか、今回は捻りすぎでは。文句の言いようってのはいくらでもあるものですねえ。ホラーやサイコサスペンス(そもそもこれらの区別がついてないことが問題)の文脈としてはありなんでしょうが、ウルトラセブンとしてはどうなのかなと。仮面ライダーTheNEXTもそうでしたね。ホラーとしては面白いけど、仮面ライダーとしてはどうよと。(結局見に行ってるのよ)

結論としてはノスタルジーで見るから文句いいたくなるだけ、そもそも先入観あるのが問題と言ったところでしょうか。こうまで定石な展開をされてしまうと、話の内容について考えたようなことを書くのがこっぱずかしいとでもいいましょうか。個人的には、殺戮宇宙人に自分の出自の記憶がなく暴力事件に巻き込まれなければ一生自分を人間と思って暮らしている理由が一番の肝なんですが、見事にスルーでした。さらにいうと本来の姿に戻ったとたん無差別殺人がとまらなくなる理由もあるでしょう。なんぼ宇宙人でも。

自分好みに解釈すればその理由のために、主人公(男)が「自分の無差別殺人を止めてほしい」と思ったということになるのですが、それにしては、「記憶がなく暴力事件に巻き込まれなければ一生自分を人間と思って暮らしている」部分がただのナレーションで、「主人公(男)が記憶を偽って妻との幸せな(かつ短い)結婚生活の思い出を美化した」の部分をあれだけ語るのは比重の置き方が違いすぎるし。殺戮宇宙人的事情がどうあれ、地球人の妻との生活が楽しかったがゆえにほんらいないはずの逡巡を抱えるに至ったといいたいのであれば、このホラー風味過ぎる展開はちょっと違うように思いますね。

というわけで物語の言いたいことを推測して考えるのが面倒な気分の本日は、電王だのTheNEXTだのに話題が飛んでしまってイマイチなんですが、人の「記憶」は強くてもろいというよりはもうぐにゃぐにゃで解釈しだいでどうにでもなる個人的な物語で、かといって自分が変えたい記憶ばかりが変わらず残っていると言う意味では、弱いくせに粘っこいというのが実感で。ジンくんの記憶につながる物語が進行しているのだろうと思うが納得いく結論になるかどうか。

毎回ちょびっとの出番のうちにウルトラセブンXがかろうじて存在感を保っているのは番組タイトル名だからかさすがです。ジンがぼーっとしてるからセブンXに感情があるようにみえるんだろうなー。まったく言わずもがなのことをジンにはいっとくけどエレアの言うことが「事実」とは限らないんだから当てにしすぎちゃだめよ。でないと「救世主だ」と繰り返し言われてその気になったみたいに見えたらはずかしいよ。


ところでヒュプナス星人の事情とは実は。地球では健康で幸福で平和な社会を実現するために、危険な衝動は虚構の世界で消費しましょうと残酷映像や奇怪な物語が隆盛。一方ヒュプナス星では地球の映像を衛星受信するのが流行し、地球製のホラー映画は刺激的だと熱烈なファンがつき。(ヒュプナス星人にとっては)刺激が強すぎてイカレたのが暴力事件を起こし、地球人の文化侵略ではないかと勘ぐったヒュプナス星当局は無差別殺人犯を地球へ島流しに。ところが一般の地球人はいたっておとなしいもので、記憶をなくしてしまったヒュプノス星人の殺人鬼はフツーの地球人にまぎれてフツーの生活を送っていたが。暴力事件に出くわしてはじめて自分が地球の強烈ホラー映画大好きスプラッタ殺人鬼であることを思い出すのである。「うわーオレ憧れの地球にいるよー。地球人ってやーらかくて切ると赤い血が飛び散るの。すげーんだよー」もうどうにもとまらない。道理でNORMANなんて名前も知ってるし、自分で演出もするわけです。つまらんことを書くのが気晴らしの今日この頃です。

UltrasevenX エピソード7

今回はまたえらく直球勝負なお話。あたしゃこうゆうラブアンドピースなお話に弱いんですよ。もしかして先週からギアチェンジしてたんですね。気が付かなくてすみません。できればもうちょっと滑らかにお願い(マニュアル車か)。

最初の勢いはどこへやら、なんだか弱いヴァイロ星人。生物機械兵器あるんなら最初から出せばと思ったが機械兵器もやっぱり弱い。名誉の仮面とか言ってないで鍛えなおしてくれば。

そこで閑話休題。わらわらと襲ってくる彼らは、実は裏切者を処刑するなどと思っているのではなく。「ナタル姐さん、戻ってくださいよ。オレタチだけで地球侵略なんて到底無理ですよ」「うるさいね、アタシは地球人にほれたんだ。出来るものなら力ずくで連れ戻してみなよ!」ぼかっ。で仕方なくヴァイロ星人はエージェントディのところへ「姐さんと別れてくださいよオレたち困るんですよ」「未練がましいなおまえら人の恋路をじゃますんなよ」ぼかっ。弱い工作員の悲哀を感じますね・・・。(作りすぎ)

一目ぼれなのも直球なのもあっさり進行する話もいいと思います。ナタルとディの恋愛話それだけってのがいいんですが、音を武器に使うヴァイロ星人が地球の音を好きになり、そのナタルの歌声が地球人をなごませるなんてのもね。ヴァイロ星人は音を扱うのが好きなんでしょう。争うときも楽しむときも使うのでしょう。

冒頭に借用した科白といい、ケイはいい役回りですね。最初は「宇宙人の目的なんて侵略以外にない」と言ってたのが「こんな風に共存できるようになるといいな」とまで言うようになりました。私が選ぶ今回の名科白は「立場上ソレはまずいだろう」。惚れちゃったらしょうがねーの裏返し。

一方ジンの「きっとそういう日が来る」は、彼の立場がわからないためにかつてのダンの同じ科白より格段に重みがない。登場人物に共感することで見る人に訴えかけるというより、美しい物語としてさらっと語って考えたい人は考えてね、という作りなのだろうと思ってますからまあいいですが。

中学生ぐらいの時見たら感動したかもしれない。でも中学生が見たら、「最後に出てくる赤い巨人は何の意味があるねん」。いろんな意味で「ウルトラセブン」だと思ってみると妙なことに疑問を持ってしまう。中途半端です。後半なんらかの結論が出るものと期待してはいるのですがはや7話。

しかしどうも引っかかるのが、ナタルが素顔をあらわしたのではなく地球人に擬態したように見えたことです。正体がレモジョ星系人のようなだったとしてもディが「歌に惚れた」かどうかと意地悪いことを考えてしまいます。どちらにしろ美人が歓迎されるのは宇宙の摂理のようです。やっぱりウルトラセブンだと思ってみると余計なことを考えてしまいます。

逆に見れば、ナタルは「本当の自分」がどうであるかなどおくびにも出さず、地球人好みの容姿に擬態し、地球人好みの音楽で友達を作り、自分が好きな地球で居心地よく暮らそうとしている。目的指向というか肝が座っているというか、感心するところではあります。このさきディは強気な彼女に振り回されるような気がしますが、それでも俺が守るというのであれば、それはそれで腹をくくった選択と言うべきなのかもしれません。この世界の人たちは、良くも悪くも決断が早いようで、今の「自分」や「自分の属する世界」に拘泥するのが幸福につながるのかどうか解らなくなってきました。まいったまいった。

UltrasevenX エピソード6

オーソドックスなSFのアイデアを世相を反映したお話にまとめている点では健闘していると思うが、どう考えてもウルトラセブンXが出てこなくても全然OKな話。SFを歌舞伎で演じましたみたいなモンで、SFをウルトラセブンで作りましたと考えるべきなのか。円谷特撮は伝統芸能かてなもんで(例がマズすぎ)。先週も来週もご活躍のようですから、がんばってメリハリつけてますってことでまあいいかな。

それはとにかく、お話のつくりがおおざっぱな感じがして気になります。今回は展開が単純で、その分カメラワークに凝ったりしてたのは面白かったです。でもこの話をこう綺麗にまとめていいのかなあって気がします。

「この命が続く限り宇宙の深淵を目指す勇気と探究心。それこそが知的生命としてのもっとも根源的な欲求なんじゃないのか。」とぶち上げるだけなら、子供の頃の夢を捨てて、諸般の事情でサラリーマンにならざるを得なかったタカオに共感もしようってものですが、それならその前の愚痴ってるシーンは不要でしょう。どうしても宇宙へ行きたい、たとえ宇宙人に利用される形であってもという切実さが薄まっちゃうんですよね。単に現実逃避なんじゃないのって。

まーお仕事の様子を見てると逃げ出したいかなって気もしますが。相変わらず「この世界」でも転職は難しいんですかね。それより、宇宙人の経営する会社はああゆう雰囲気で、地球人の経営する会社はこうゆう雰囲気だったりしたら、どうしますー?(考えすぎ)

記憶喪失のジンに子供の頃の夢を捨てた痛みがわかるのだろうか、それとも重く感じすぎてしまったがゆえのお見送りなのかとも思いましたが、これが、ウルトラセブンX=ジンが同一人格、かつ遠い宇宙からやってきた宇宙人だとはっきりしていたら、このシーンの重みも違ってきたかもしれない気がします。もしくはジンが記憶も生活もある地球人だってのでもいいし。要するに、シリーズの結末につながる導入時の設定がどうも今回の話とちぐはぐで、今回のような話を語りたいならもうすこしこだわってほしい部分が台無しになっているような気がする。好みの問題かもしれませんが、とても残念です。

ジンとエスの星空デート(違)。「過去の記憶がないんだって」って本人ぜんぜん悩んでないしもうほっとけば。「自分は本当は何者なのか。何か大切なモノを忘れている気がする。」記憶が普通にあってもそう感じてる人は大勢いそうな気がしますね。この辺は上手いと思うんですけどね。ジンがチョコレート手にもって喋ってるから溶けるんじゃないかと気になるよ。


後日の蛇足。
この話は「美しい話」ですが2話や4話と並列に語るときに、すべてを肯定的に描くのはちょっと違うのではないかと感じます。もしタカオが、宇宙の深遠に到達できる可能性もあり、道半ばで寿命が尽きて次の器に乗り換えられる可能性もあり、と覚悟して旅立っていくなら(たとえ動機が半ば現実逃避であっても)「美しい話」として受け入れられたと思います。結局私はこういう「うまい話」が信じられないのです。もしかするとある種の嫉妬かもしれません。まいったなあ。

UltrasevenX エピソード5

アルファケンタウリに宇宙人いるんですか。近すぎやしませんか。筆者「宇宙人は侵略者」と思ってますから、一人で戦々恐々ですよ。(アホ)

ひ弱な宇宙人がこの世界のルールに従って、正体を隠して生活する分には、DEUSも政治亡命を認めているらしい。体弱いのにバイト掛け持ちしないと生活できないの福祉政策まちがってるよとか文句を言い出したらほっとかないのであろう。きっちり居場所も通信も把握してるようだし。

「俺初めて宇宙人に同情しちゃったよ」とケイは相変わらずいい人っぷりを発揮している。コレばっかり言ってるような気がするが、ケイは物の見方が決まっているから変わることもあり、かたやジンはなにを考えてるのかよくわからない。

私の見方が間違ってるような気もするが、ジンはなにをどう考えたら「いい」のかわからないから結論を出さないし、そのときの感情で変身したりしてるけど、自分で意識しないなりにどう考えどう行動するかのパターンを持っていて、それが、どういう由来のものなのか、ケイと(あるいはこの世界の人と)違っていたりするのか、そのあたりのずれのような感じがもうちょっと出たらいいと思うんだけど。

ところでエスについては、前回有能なのかどうか判断に迷ったが、情報通ではあるらしい。見てれば判ることを毎回言うエレアも入れたら、女の子が情報を持ってる側にいて、男の子が走り回って気が付く側にいるらしいのが面白い。今回「オリファム」のありかを簡単に宇宙人に教えて持ち帰らせるあたり、DEUSは宇宙人の目的を知っていて、戦争には介入したくないが、亡命者をやっかいばらいしたいと思ってたのかもしれない。エスは情報量が多い分、知りたくないことも知っていて、ストレス解消にチョコレートばりばり食べてるわけだ。ほんとかな。

この結論を出さない感じとか、所詮は他人事みたいな描き方は割と好きだ。「すっげーかわいそーこんなのゆるせねー」とか「泣いちゃったよこーゆーのわかるよー」とかのお話作りはたまーにやればいいんだと思うし。毎回「あっさり話進行してるけどそれ放置していいのかー」って思うのが割と好き。

それで、きのどくを通り越して笑っちゃうひ弱な宇宙人は結構よかったが、怪しげに見えて何か企んでるんじゃないかと気になったのがちょっと余計だった。ウルトラセブンXに向かってにっこりするのが面白かった。この世界が平和なのはキミが暴力で守ってるからだったんだねー。別れ際にも「殲滅」なんてカゲキなことをぽろっと言っちゃって。今は平和でも、もし紛争になったらキミタチも同じことするよねー。

「平和」な社会の象徴がへべれけの酔っ払いといちゃつくカップルなのに笑った。ジンがじーっと見てるのでうらやましいのかなと思ったところへエレア姉さんが牽制するみたいに出てきたのでもっと笑った。「平和な社会に生きる喜びを表現しましょう」でさらに笑ったが、「感謝」と「表現」に忙しく、争う人を「愚か」と思っている人は争わないかもしれない。「平和な社会」を維持するためにこの世界が病んでいるのだとしたらどうだろう。もしそうだとしても施政者がそう考えているだけで、世界は二択で出来ているわけではないが。

UltrasevenX エピソード4

SFっぽい部分と、ウルトラセブンXが出てくる部分のつなぎのせいで話が中途半端になってる気がやっぱりします。だからと言ってセブンが出ないとなんかさびしーと思ってしまうところが自分も中途半端です。それと一生懸命な若者3人にはわるいけど、今回のような演出は、演技のこなれた俳優さんが演じたら結構いいんじゃないかと思ったりしました。あのぼーっとした間合いが好きって気もするんですけど・・・。

「Mよりマシじゃねーか」
「A」とかと組むのすげー疲れそうでやじゃないです?

「モヒカン刈りで肩にタトゥ」
強面で武闘派。ウルトラセブンX。

「デラックスプリンくん」
一番の問題はデラックスプリンがあまりおいしそうじゃなかった事だ。

「古い擬態マニュアルを使っているのよ」
「地球人の行動を見てまねするとか」
エスはOLのお茶汲みを時代遅れと思っていて、ケイはいまでも普通にあることと思ってるわけですね。(そういう意味じゃないと思う)

「雑誌の取材」
前回といい今回と言い、ケイの変装はそれなりだが、ジンの変装はなんか妙な人に見える。そういえば妙な狂言師に似てる。(もー髪切ればー。)

「潜入捜査専門の」
怪しいことするときは怪しくない格好をしたほうがいいのでは。ピンクのスーツで夜中にうろうろしてる分には「仕事終わらなくて~」とか言い訳できませんか。てゆうか仕事終わった後、敵陣で着替えしたんでしょうかこの人。

「あたらしいボディに結集すればこっちのもの」
第1回といい侵略宇宙人は、地球を支配するより、元の体に戻りたいほうが優先なのでしょうか。せっかく大勢の人間に寄生して操れるのに、怪獣化してなにをしたいんでしょうか。

「ベジネラにあるのは増殖する本能だけ」
数を増やすだけなら、上水道に撒くとか、飲料会社を乗っ取ってペットボトル飲料に入れるとかのほうが手っ取り早いような気が。結局終結して巨大化する目的なんだし。・・・そりゃあ機能性食品のほうが儲かるでしょうけどー。(そういう理由じゃないと思う)

「今回のアイスラッガー」
ちょっとした使い方で話題をさらう便利な小道具。やっぱ頭に戻ってくるところが萌え?アイテムですね。

「本人の思い込み」
ジンがあまり落ち着き払ってると可愛げがなくなるような気がします。次回冒頭殴られアザつけて出てきたらファンになってあげようっと。

ところでDIAMOND”S”ってなんだったんですか(爆)。

UltrasevenX エピソード3

UltrasevenX エピソード3 ちょっと、まとまりませんが、まとめてる余裕がないので行っちゃいますー。

ジンをしつこく仕事に誘う宇宙人。頭よさそうな人のほうが脳内エネルギー量多いんでしょうか?見てる方は、DEUSのエージェントだから頭良いんだろうと勝手に思ってますが、公園で会って声かけただけなのに、体格イイし体力ありそうだから肉体労働向きとは思わなかったようですね。だいたい人間の脳みそなんてそんなスゴイもんじゃないでしょう。すごいもんじゃないのによくまああれこれ考えるから逆にすごいんだって気がしますが。。。

政府の斡旋する仕事がとてもつづかないようなキツイ仕事だって現実を知ってるなら、「働くヨロコビ」とか「健康な生活」のすすめも話半分に聞いておこうとはこの世界の人は考えないんでしょうか。もっともケイは仕事柄、一般人よりウラ事情を知ってる立場なのかもしれませんが。

そのケイは今回もいいきってます。「宇宙人は侵略者」。あるいみケイだって自分の仕事がらそう考える癖がついていて、職業意識が信念なのかも知れなくて。「自分の仕事」って考え方を左右するんですよね。「この世界」も景気が良さそうではありませんし、余裕がないと特にね。

宇宙人の侵略よりお金が大事な人間に対して、ジンが「えーなんでだよー」となってるのに、ケイは「こうゆう輩は脅さないと言うこと聞かない」と見切るのが面白かったです。ジンは「この世界」の事情がわかってない、ケイはウラの事情も含めて知ってるけど、どの程度の多様さの情報から判断してるのかはわからない。そのうちジンがどういう視点から「この世界」を見るようになるのか、楽しみです。

分かり切ったことを毎回言ってるような気がするエレアですが、分かり切ってることを認められなくて迷うのも人間。彼の守ろうとする「世界」という言葉は雑多な意味を含んでいて、「人間」にはいろいろな人間がいて。「こんな人間でも守りたいのか」と言うよりは、守るべきは人間の多様性であるような気がします。これもどこかの世界の広報ホログラムの受け売りかもしれませんけどね。

銃をつきつけられても平気な宇宙人が自分には政府高官の後ろ盾があるとか言い出すのかと思ったのですが(苦笑)。はじめクライアントの信用がどうのと言ってた割に、「注文主は人間だ」と言い残す。ということは、一方で侵略兵器の製造を発注し、一方でDEUSに摘発させる、「人間」のマッチポンプに利用されたと気がついたとか?外敵があることを喧伝するのは国内をまとめる手段でもあるらしいですね。

いずれ「救世主」とは既存の体制と違うやり方で人を救う?者。ジンが結局何を守ろうとするのか、おいおい出てくるんでしょうけれども、仲間とか家族とか身近ではないところでこれをやると、とつぜん大きなテーマになりそうで、まとまるのかなあって気もします。平成ウルトラセブンなんかみてると、昭和ウルトラセブンの、らしさを出そうとして、話が大きくなりすぎてるような気がするんですね。まあうまくやって欲しいものです。

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