最近のトラックバック

« 2007年11月 | トップページ | 2008年1月 »

2007年12月の記事

UltrasevenX エピソード12

世間はクリスマス休暇の最中、大団円を迎えたウルトラセブンX。
ジンとエレアとウルトラセブンXの事情もツジツマのあう説明がなされたし、「敵」とも対決して、綺麗にまとめていただきましたが、なんとなく、これで良いのかなあという気のする物語でした。

楽屋落ちになるかと危惧した、ダンとアンヌの登場については、個人的には、多くを語らないことで映像だけが心に残りよかったです。この人は報われないまま今も戦いつづけているわけではないのだなあと、ちょっとほっとしました。並行宇宙の地球まで守りに行くなんて相変わらずのマメさが健在のようでなによりです。

しかし、第1話と最後の3話がつながることによって、これはジンの物語ではなくなってしまったような気がします。あの多彩かつ趣味的?なエピソードはなんだったんでしょう。「ひとりの女性の願いが世界を救った」などと他人事のように述べている場合ではない気がします。なぜなら、ウルトラセブンは、(私が思い込んでいるだけかもしれませんが)人間でありかつ「救世主」であり当事者である人の物語であると思うからです。かつてウルトラセブン1999最終章を見たときに、モロボシダン/ウルトラセブンがカザモリマサキに「化けていた」ことを認めたくなかったのを思い出しました。そういうわけでいくらエレアがややこしい理屈を述べようと、ジン本人の意志がどうあるのかよくわからないまま終わってしまい気の毒でした。ま、本人はぼーっとしてて気にしてないかもしれません。

最後に正体を現した蜘蛛型宇宙人?については、人間と共存あるいは対話の余地がない感を出したかったのかと思いますが、人間向けの情報操作をしている以上そうもおもえず、視覚的インパクトにとどまってしまったのは残念です。見た目はとにかく、ウルトラセブンXを「救世主」と持ち上げてみたり、記憶をなくしているとはいえジンをエージェントに復帰させたり、ただの詰めの甘い宇宙人の一種じゃないのって気がしますしね。いままでの話を見る限り、人間を搾取したり虐待したりと言った、あからさまに悪いことをしている様子でもなく、殲滅するウルトラセブンXの姿はやや居心地の悪い感がありました。そんなのんきなことを言ってるうちに蜘蛛の巣の情報網に絡め取られて身動き取れなくなってからでは遅いのですがね(笑)。

自分としては、(結局最終回ではっきり解ったわけですが)私たちの世界もしくはウルトラマンのいる世界とは異なる世界を描く努力をここまでしたのだったら、もう少し話の持って行きようを考えればウルトラシリーズの範疇を「越える」ことができたかもしれないのにと残念感が残りました。現代社会の病理であれ、宇宙人と共存する世界であれ、せっかくあれこれと解釈のできるエピソードがあったのだから、もうちょっと「影の支配者から世界を救う」話と結びついてくれたら話に深みが出たと思うのですが。ま、私はぼーっと見てましたからもしかしても一度見直したら、あれはこういう意味だったのかと「NewWorld」が現前しないとも限りませんから、正月休みの楽しみにでもしておこうと思います。

たいへん月並みな科白ですが楽しい物語を「ありがとう」といいたい最終回でございました。恒例なので(恒例なのか?)、時間がなくて似てなくてすみませんのしめくくりです。では、帰ってきたウルトラマン放映40周年も楽しみに待つといたしましょう(爆)。その前にシリーズ復活!たのみますよ。救世主。

Img0352

UltrasevenX エピソード11

佳境を迎えておりますウルトラセブンX。大筋に関係ないどんでん返しがステキです。まだ侵略者の正体がわかりません。早いものでもうじき放映終了、そしてウルトラセブン放映40周年も終わりですね。40周年企画はまだあるのかもしれませんが。

ケイくんには今回も笑かしていただきました、やっぱしイイやつ全開です。「本気を確かめたかった」とか言ってますが、ラブアンドピースな話に弱いだけですってきっと。この上は最終回も笑わせてください。間違っても泣かせることのないように。

ケイはともかく、エレア姉さんにも笑わせていただけるとは思いませんでした。最初っから別の意味でおもしろい人だったといえばそうですが。いままでの神出鬼没を見ているとどうも宇宙人擬態説のほうが信憑性があります。いつのまにか敵の本拠地を突き止め、爆弾まで準備し、DEUSのエージェント3人をあごで使ってすっかりボスキャラです。「いままで尽くしてくれて」とか科白に願望出てます。

「信じる」という言葉がキーワードのようです。この世界の人はなんでも信じやすい(というか疑わない)人たちなんではないかという気がややしますが、3人の場合は自分たちで調べて納得したのだからそれでいいのでしょう。ラスト踏み込んできたDEUSのエージェントたちがいきなり「俺たちもジンを信じる」などと加勢して大騒ぎになるのではないかとちょっと期待したのですが、あるわけないか。ところで、どうしてエージェント中ケイだけコートが白なんでしょう。もしかして・・・。単に目立ちたがり・・・。

平行宇宙へつながる通路なんて大層な仕掛けが出てきました。そのつながる先は、
1.TVのこちら側の世界である。2.ウルトラマン一族のいる宇宙である。
情報操作によって世界を支配しているヤツラとは、
1.宇宙大皇帝 エンペラ星人である。2.光の国の人工太陽に細工をしたバルタン星人である。3.平行宇宙の地球人である。
情報操作で地球を支配なんてエレガントな戦法の宇宙人を知らないからおもしろい展開を思いつかない・・・。

そういえば、ウルトラセブンXは夢落ちである。と言い出した友人が居りまして、本家ウルトラセブンが願望を夢に見たのだというのです。え、実はそれって長髪にしてみたいってことですか(くだらん)。エレアみたいな女性に振り回されてみたいってことですか(かなわん)。6.5頭身と言われるのを気にしていたのですか(せつない)。思い起こせば、地球をまもろうと無理をして、過労でふらふらになって故郷に帰る羽目になるわ、負傷してもとの姿にもどれなくなるわ、あげく暗黒星雲に幽閉されるわ、あまり想いの報われることのないウルトラセブンでした。一度地球人に「救世主」と呼ばれてみたかったのかもと思ったら、気の毒になってきました。。。まさか記憶をなくして地球人になりたかったなんてことは。。。前提が大嘘なのに、んなこと考えなくても。

UltrasevenX エピソード10

ラスト2話分の導入部分にあたるので、感想書きにくくて時間が経ってしまいました。この手の話の「起承」の部分としてはありがちながらテンポ良くかっこよくよくまとまっていたと思います。「転結」の部分を待てば解ることをいまあれこれ書いても仕方ないですしね。

浮遊広報モニタが監視カメラだったなんて、1984年から予想できていたことで、そんなに驚くようなことではない、と今頃言ってもあと出しじゃんけんみたいでイマイチですが。

エレアが死んだ人間だったといわれても、最初っからこの世のものではないように思っていたので、そんなに驚かないし・・・。

浮遊モニタに監視されてようがされてるまいが、ジンが国営?テレビ局のロビーで堂々と潜入者に話しかけるのは大胆すぎると思うのですが。

監視兼用とはいえ、隕石の落下で湖が干上がったなんてしろうとでも見れば解る嘘を報道しなくてもと思いますが、特定の誰かにそう思わせたいとか意図があるんでしょうか。たぶんそこまでは、考えてなさそうな・・・。

エレアに対しては宇宙人が擬態していると名指しで追いつめるのに、一緒にいたのを目撃しているにもかかわらずジンが野放しなのにも意味があるのでしょうか。(街に帰ってみたら、エスとケイに追われる立場になっているという展開かと思いましたが)この3人は個人的につきあいがあるようですね。それにしてもジンは一度もエレアのことを検索してみようとかいう気はおこさなかったのでしょうか。やっぱりぼーっとしてるというか、あれ、そもそもジンはエレアの名前を知ってたんでしたっけどうでしたっけ。ぼーっとしてるのは私ですわ。

最初にジンがウルトラセブンXに変身したときに、なぜ自分がそんなタイヘンなものになるのか、なぜエレアに渡されたウルトラアイ?が変身アイテムになるのかというあたりを考えないで世界を守る決心をしてしまったことも、「私だけを信じて」とだけいわれて信じてしまったのにも実は深いわけがあったとか?

最終回のネタバレも耳にしましたので、どうまとめてくださるのか楽しみに待つことにしましょう。

UltrasevenX エピソード9

今回もウルトラセブンXが出てこられるのかどうなのかはらはらしましたが。前回に続き、人を殺戮することを自分でやめられない怪物にセブンXが引導を渡すと言う、続くとだんだん鬱になってくる結末で終わりました。本人が望んでいたら殺していいのかも疑問です。今回なぞは犯人の「獣人」は死亡、その兄は証拠品をもって行方不明、殺人の動機は推測をもってしか判らずという報告でDEUS上層部は納得するんでしょうか。この辺のいいかげんさ、DEUSは宇宙人を人間扱いしてない気がします。DEUSが一番アンダーグラウンドなトピックのような気がしますが、これだけ宇宙人が潜伏?しているらしいのにいまだに「狼男」の見出しをつけてるようでは、ジャーナリズムの追求が及ぶこともないでしょうね。

シリーズ12話目一杯違うパターンの物語にするつもりらしいのは心意気だなあと思います。その分舞台が広がって世界観と言うか時代設定というかがあいまいになって、いまと変わらない暮らししてるんじゃんという気がしてきたのは残念です。最初は、地球か日本かもはっきりしないよな無国籍近未来(という表現もあいまいですが)な雰囲気に期待したのですが。まあ妙に近未来感を出そうとしてヘンな服着てたりするよりいいですが。小説だと読者は想像して読みますが、それらしい映像にするのはお金も時間もかかるでしょうしね・・・。記憶の話があり、水にまつわる話があり、これらの話がどこかでジンの記憶とウルトラセブンXの物語に収束したら快哉ですが。また期待してる。

一昔前の富豪といま現在の富豪とセブンXの世界の富豪の暮らしは違ってしかるべきなのを、百年前とかいいだすのでさらに話がややこしく。皆既月食で百年前とかもったいつけすぎと思う私は、ゴシックホラーのロマンを理解できない不粋者です。もっとも名門鷺宮家は数百年間同じお屋敷に伝統を守ってお住まいなのかもしれません。恋人の気持ちを確かめるために無理をたのむお嬢さまというのも変わらず存在するようですが、この事情ではいわれたとおりするほうが無謀でしょう。それを黙ってみている(しかも撮影している)お兄さまってのもどうなんでしょう。もっとも一切水に触れられないのでは、接吻はもちろんその先もできっこないし、お嬢さまが不安になるのは無理ないかもしれません。いえお嬢さまがなにを期待をなさってるのか存じませんが。

今回、ジン、エス、ケイともきっちりお仕事してて、事情を自分たちで明らかにしていくのがよかったです。結局獣人のお兄さまに利用されたわけですけど、3人とも事情を知ったらどっぷり同情してしまってて面白かったです。エスが一番の武闘派だと言われるような、こんないい人たちばかりでアンダーグラウンドなDEUSの任務が勤まってるんでしょうか。とくにケイは襲われたのがエスでも自分が盾になって庇うし、攻撃より被害者救助優先するし、命がいくつあっても足りなさそうないいやつぶり。毎回宇宙人にぼこられて気の毒です。こうなってくると最終回までにいっぺん堕ちろとか期待してしまいます。

世相を反映していて問題提起もあります。美しい話もあります。毎回よくできた話だと思います。細かいことに引っかかるのを除けば。いちばん引っかかるのはウルトラセブンXの登場です。嗚呼。

「大アマゾンの半魚人」を見ました。

話に聞いていたとおり綺麗な水中シーンでした。ヒロインと半魚人の泳ぐシーンについては「鏡に映したような」「愛のダンス」という表現を聞いちゃったので、それ以上気の利いた表現をしようとこねくりまわすのはやめにします。まあゆうたら着ぐるみ+被り物であれだけ泳ぎ回る半魚人もすごいですが、生身の俳優さんも海パンいっちょでよくあれだけ泳ぐなあと思うぐらい水中シーン多い。上映時は3Dだったそうで、3Dで泳ぎ回る人や魚や半魚人を見てみたい気がしました。人間がアクアラングを背負って足だけで直線的に泳ぐので、半魚人のうねるようなゆらめくような泳ぎはとても印象的です。異形の生物の美しい泳ぎ、いかつい姿の動きの優雅さ。意外でアンビバレンツな印象のために、ギルマンの醜い風貌がそのうち思索的に見えてきます。

モンスターホラーなので、隙を狙って怪物が襲ってきて人が殺されて、という表現が繰り返されるわけですが、いまどきはCGなんか使って、どんどん怖さがエスカレートしていって気味悪い映像をこれでもかとたたみかけてくるでしよう。そういうのとまた違って、忍び寄ってくる半魚人が怖くてどきどきしながら、ちゃんと見張ってないから襲われる人間をあほやーと笑ってしまうというような、滑稽さと恐さが同時に来るところがゾクゾクワクワク感になるのではないかと思います。ジェットコースターが怖くて、うひょーとか笑ってごまかしてしまうとかの感じに似てる?。そこまで敷延していいかどうかわかりませんが、ヒロインと半魚人が泳ぐシーンも、綺麗な生き物が泳いでいたら触りたい、でも触るのこわい。みたいな。見とれているのか、好奇心なのか、襲い掛かろうとしているのか、「恋をした」のか、異なる感情がまぜまぜになって興奮してしまう。子供にもどったみたいな気分になる。

不気味と感じるか愛を求めていると思うかはとにかく、半魚人はたいへん魅力的なキャラでありました。欲を言えばせっかく美しく知的なヒロインが、悲鳴を上げるのと襲われるの以外の役に立ってないように見えるところが残念だったかな。比較して意味があるわけではありませんが、ウルトラQを見たときは、黒と白のきっぱりした対比と怪獣の肌がとても硬そうにみえるのが印象的でした。こちらは微妙に諧調の移り変わる陰影とギルマンのうろこにぬめっとした触感を感じるのがおもしろかったです。

« 2007年11月 | トップページ | 2008年1月 »

2014年12月
  1 2 3 4 5 6
7 8 9 10 11 12 13
14 15 16 17 18 19 20
21 22 23 24 25 26 27
28 29 30 31      
フォト

お世話になってるリンク。ジャンル混載・順不同

無料ブログはココログ

目次