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UltrasevenX エピソード6

オーソドックスなSFのアイデアを世相を反映したお話にまとめている点では健闘していると思うが、どう考えてもウルトラセブンXが出てこなくても全然OKな話。SFを歌舞伎で演じましたみたいなモンで、SFをウルトラセブンで作りましたと考えるべきなのか。円谷特撮は伝統芸能かてなもんで(例がマズすぎ)。先週も来週もご活躍のようですから、がんばってメリハリつけてますってことでまあいいかな。

それはとにかく、お話のつくりがおおざっぱな感じがして気になります。今回は展開が単純で、その分カメラワークに凝ったりしてたのは面白かったです。でもこの話をこう綺麗にまとめていいのかなあって気がします。

「この命が続く限り宇宙の深淵を目指す勇気と探究心。それこそが知的生命としてのもっとも根源的な欲求なんじゃないのか。」とぶち上げるだけなら、子供の頃の夢を捨てて、諸般の事情でサラリーマンにならざるを得なかったタカオに共感もしようってものですが、それならその前の愚痴ってるシーンは不要でしょう。どうしても宇宙へ行きたい、たとえ宇宙人に利用される形であってもという切実さが薄まっちゃうんですよね。単に現実逃避なんじゃないのって。

まーお仕事の様子を見てると逃げ出したいかなって気もしますが。相変わらず「この世界」でも転職は難しいんですかね。それより、宇宙人の経営する会社はああゆう雰囲気で、地球人の経営する会社はこうゆう雰囲気だったりしたら、どうしますー?(考えすぎ)

記憶喪失のジンに子供の頃の夢を捨てた痛みがわかるのだろうか、それとも重く感じすぎてしまったがゆえのお見送りなのかとも思いましたが、これが、ウルトラセブンX=ジンが同一人格、かつ遠い宇宙からやってきた宇宙人だとはっきりしていたら、このシーンの重みも違ってきたかもしれない気がします。もしくはジンが記憶も生活もある地球人だってのでもいいし。要するに、シリーズの結末につながる導入時の設定がどうも今回の話とちぐはぐで、今回のような話を語りたいならもうすこしこだわってほしい部分が台無しになっているような気がする。好みの問題かもしれませんが、とても残念です。

ジンとエスの星空デート(違)。「過去の記憶がないんだって」って本人ぜんぜん悩んでないしもうほっとけば。「自分は本当は何者なのか。何か大切なモノを忘れている気がする。」記憶が普通にあってもそう感じてる人は大勢いそうな気がしますね。この辺は上手いと思うんですけどね。ジンがチョコレート手にもって喋ってるから溶けるんじゃないかと気になるよ。


後日の蛇足。
この話は「美しい話」ですが2話や4話と並列に語るときに、すべてを肯定的に描くのはちょっと違うのではないかと感じます。もしタカオが、宇宙の深遠に到達できる可能性もあり、道半ばで寿命が尽きて次の器に乗り換えられる可能性もあり、と覚悟して旅立っていくなら(たとえ動機が半ば現実逃避であっても)「美しい話」として受け入れられたと思います。結局私はこういう「うまい話」が信じられないのです。もしかするとある種の嫉妬かもしれません。まいったなあ。

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