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2006年11月の記事

訃報に接しまして

実相寺監督亡くなったんですね。
いろいろ考えちゃって何て書けばいいのかわからないや。

【ウルトラマンダイナ】 29~32話感想

29. 運命の光の中で
いやもう、これはこまごまあれこれいう話じゃないのでは。って結局あれこれ言ってるんじゃん。

アスカはダイモンに「父親に勝ちたいなんて小さいことにこだわっているから」と言われたことがブレークポイントになってプラズマ百式を乗りこなすようになるのですが、結局最後までお父さんへの気持ちのこだわりを持ち続けて、なおかつやるべき事はやるところがアスカらしくてすごいんじゃないかって気がします。アスカはアホにーちゃんな演技をするのでごまかされて?ますが、本来目的のためにはすごくがんばる人、きっちり仕事をする人なのですね。

ダイモンもある意味アスカ・カズマの死をせおっていて、もうゼロドライブ計画を続けたくないといいながら、「大きな目的」のためにアスカを危険な任務に送り出すなど、なんというか表現する言葉がないですが、大きい仕事をする人は、たぶん気持ちの上でいろいろな事を引きずりながらもそういうことを言い訳にせずに責任を果たすのだろうなあ、進んでいくのだろうなあという気がしました。

難を言えば、ウルトラマンダイナとガイガレードの格闘シーンが余分なシーンに見えちゃったことかな(笑)。シリアスな話でもきっちりアクションシーンがあるのがダイナのいいところかもしれませんけどね。

30. 侵略の脚本(シナリオ)
なーんと、ミジー星人再登場です。貧乏になってます。カマチェンコさんお仕事楽しそうです。

相変わらず大騒ぎなミジー星人に売れない脚本家の作戦参謀(笑)ができたからさあタイヘン。いやーもう最初から最後まで笑いっぱなしですが、「こんなに笑っていいのだろうか」「この場面も笑っていいのだろうか」と、不安になるあたりにちょびっと大人テイストを感じるお話でした。(ホントかなあ)

ミジー星人役の桜金造さんが別の意味で人間離れして見えてしまいタイヘンでしたが、
怪獣を真ん中にしてぶっちがい飛行で挟み撃ちにする戦闘機は、見た目かっこいいけど、攻撃をかわされたとき流れ弾が当たって危ないんじゃないか。とか、
怪獣の攻撃をかわすのに側転やバック転をうつウルトラマンは、見た目かっこいいけど、回転してる途中に狙い撃ちされたら危ないんじゃないか。とか、
ひそかに心配していた私は、バック転の最中にガラオンの光線をもろに食らって卒倒悶絶、カラータイマーが消えるダイナにオオウケしてしまいました。こんな場面予告編に使うなよ~。ミジー星人があのノリでダイナに勝つのかと思って期待したやんか~。
コウダの「アスカとリョウの弔い合戦だぁー」といい、自虐ギャグ連発です。こちらもタイヘンです。

しかしなんといっても一番の自虐ギャグは、怪獣災害が頻発する世の中だというのに、相変わらず巨大ヒーローVS怪獣番組を作っている某特撮プロダクションなんじゃないでしょうか。ぜひ人気が出てほしいものです。宇宙人よりヘンな人がいっぱいいそうな世の中ですから、真面目な?宇宙人を雇った方がよく働いてくれていいかもしれませんよ。CGにお金かけなくても変身してくれるしね。

宇宙人だなんてバレちゃったら、役がもらえなくなって、あしたっからあたしたちまた職探しよぅー。

31. 死闘! ダイナVSダイナ
かっこいい話として楽しく見ればいいのか、正邪の対決とみればいいのか、なまじ倫理観らしきものがあるだけに反応に困る話になってしまった。

力を誇示し、勝負に勝つことが目的のグレゴール星人と人間を守るために戦っているダイナの対比。だとしたら「ダイナはいつも必死で一生懸命で、何度倒されても諦めずに立ち向かっていく」の科白に「それじゃあダイナがいっつも何度も倒されて、すっごくよわっちいみたいやん」なんてウケてはいけないのだ。

決めまくって仏頂面もかっこいい?グレゴール星人が、試合中継用円盤をつれてきたり、怪獣をやっつけてはポーズをつけたり、観客がダイナを応援するのに怒って攻撃してしまったり、するのを見ていると単純に格闘技対決を楽しんでいい話のような気もするのだが。

ところであの試合中継用円盤は自前でつれて歩いてるのだろうか。それともスポンサーが付いてて「グレゴール星人武者修行の旅」なんて銀河ネットで放映したりしてるのかもしれない。負けられねーよ、負けたらギャラ下がるし。せこい想像してスマン>グレゴール星人。

ニセモノが相変わらず吊り目でつま先がとんがってるのには笑ったが、さすがに見分けがつかなくててんてこ舞いする防衛隊というプロットはなく、判断つくまで介入しないヒビキ隊長はなかなか渋かった。が、やっぱり見分けはつかないようだ(笑)。
  
32. 歌う探査ロボット
かわいい話としてみればいいのか、不可思議な話としてみればいいのか。なまじ愛に救われてしまったために反応に困る話になってしまった。

たとえば、太陽系を観測しながらやがては外宇宙に飛び去ってしまい帰ってこない無人探査機に同情したり、故障のために観測機能を失った探査機が努力と工夫で目的を果たして帰ってきた話に感動したり、の延長にある話ではないかと思えば。人間の先駆けをつとめるラブモスがアイドルのようにになっちゃうというのもありそうな話ではある。それに、未知の星に用途も目的も解らない物体があって、予想できない作用を持っていたというような話もいい。

だから、「ラブモス、大好き、ちゅ」とか、サタンラブモスの造形などは笑ってOKだが、どうも結末の収まりが悪い。なんでマイの声を通すとラブモスが正気に戻るのかというあたり。ラブモスは孤独と虚無の風を聞き続けたために狂ってしまい、自分を必要としてくれるひとの声で本来の機能を取り戻したのだと解釈してもいいけれど、それならそうで、手がかりぐらいは欲しいところ。地球でアイドルになっていても、本人は孤独だったのだとか思っていいのかどうか、とか。

「私を壊して下さい」というラブモスをダイナが許したのでもう良いのかもしれないが、そのあとTPCがラブモスをどうしたのか知りたい。


「死闘! ダイナVSダイナ」「歌う探査ロボット」ともBGMがすっごく良かった。

ウルトラセブンの漫画を買いました

ウルトラセブンの漫画と言えば、桑田次郎さんが有名ですが、今回買ったのは、こちら。

ウルトラセブン1
ウルトラセブン2
著: 抜山敏弘、 熊谷淳、 あきやま耕輝 発行: リム出版新社
電子書籍パピレスにあります。http://www.papy.co.jp/act/books/1-12476/ 

リム出版が企画した「ウルトラ大全集」シリーズの1冊。全40巻の予定が版元倒産のため途絶した。らしいです(ウルトラマンもあります)。内容はアンヌさんが主役のオリジナルストーリーで、やや大人向けの内容。アンヌさんの防衛軍女子隊員養成学校時代のいきさつなど出てきて、やや気恥ずかしいけど、結構楽しめました。私としては、セブンがでてくるシーンより、ウルトラ警備隊の面々のシーンのほうが面白かったです。雰囲気が出ているような気もするし、なんだか奇妙なような気もするし。

ただ惜しむらくは、ディテールに凝った部分が即ツッコミネタ化している感があります。まあ、どういう話にしたいか目指すところはわかるので楽しく読めました。

ぶっちゃけ、お話はわりとどんな感じでもOKだったんですよ。なぜこの漫画を買ったのかといいますと、ソガ隊員がかわいいんですよ(笑)。
ウルトラセブンの漫画をネットで探してて、どれも内容を数ページ見られたりするのでみていたら、ほら、かわいい。買っちゃった。

Pict0099_1
ソガ隊員です。

Pict0101
こちらがダン隊員です。

ちなみに登場人物中ソガが本人?と一番雰囲気が似ていると思います。ダンもかわいいですが、性格に宇宙人ぽい微妙さがないです。そこまで期待するほうが間違ってますが・・・。ミクラスもかわいいですが、描くのがたいへんそうなのが伝わってくるような気がします・・・。

ウルトラセブンの漫画読んで、こういう感想を書く人ってめずらしいでしょうねえ。ところで買ったのは電子書籍パピレスの「キーリングPDFファイル」で、これってスクリーンショットが取れない仕組みになってるんですねえ。それでデジカメでパソコンの画面を撮りました。物好き・・・。

【ウルトラマンメビウス】 故郷のない男

ウルトラマンレオが出てきた。という話でした。出てきたことに意義があったんでしょう、たぶん。
あいかわらずするっと見られたので、そこそこいい話だったのではないでしょうか。

昔のウルトラマンレオはたしか途中で見るのやめちゃったんだったと思います。どちらにしろあまり記憶がないのでレオ登場に燃えないのはしょうがないですね。

それと、妙なことをいいだして申し訳ないですが、レオってあの顔立ちがちょっと脱力するんですよね。逆にこまごました文句をつけていたメビウスの容姿を、細密に考えられた美しいデザインだったんだなあと、見直してしまいました。

さらに、妙なことをいいだして申し訳ないですが、おおとりゲンも昔は顔立ちが好きじゃなかったんですよね。あれが私好みの美青年だったりしたら、モロボシ隊長とのやりとりももう少し我慢して見られたかもしれない。つーか、別の意味で楽しかったかもしれない(嘘)。でも、今回の彼は渋くてかっこよかったです。ラストシーンの笑顔がとてもよかったです。

深い事情はよくわからなかったけど、アクションには堪能しました。アクション詳しくないので単なる印象ですが、メビウスとヒカリの体操競技風で芸術点を競っていそうなアクションとまたちがって、泥臭いと言うか、格闘技風で別の意味で迫力があるメビウスとレオの格闘は面白かったです。

メビウスに敬語使って余裕綽々のリフレクト星人が、不利になるといきなり汚い手をつかうのもいいですね。それを助けるレオはよかったんですが、そのあとメビウスと二人でリフレクト星人をどつきまわすのは、また妙なことをいいだして申し訳ないですが、個人的には居心地の悪い部分です。そんなに1対1の勝負にこだわる理由がなにかあるんだかどうだか自分でも不思議です。たぶんウルトラマンって強い相手にでも、汚い手を使う敵にでも、一人で立ち向かってゆくもので、徒党を組むものじゃなかったと思ってたのですよ、少なくとも「帰ってきたウルトラマン」までは。

【ウルトラマンダイナ】 25~28話感想

25.26. 移動要塞(クラーコフ)浮上せず!
これは・・・。口幅ったい言い方で申し訳ないですが、これだけのものが作れるのかと感心しました。なぜ宇宙人が侵略に来るのか、なぜ怪獣は現れるのか、人間はなぜ何と戦うのか。そういう問いかけはダイナの世界ではなされません。それにもかかわらずこれだけの話が語れるのはすごいと思いました。もちろん、話の焦点が異なるだけなのですが、自分には衝撃でした。
それだけではなく、細部の作りこみやCGや人物描写やそういったこと、これだけ作れれば何でも語れるだろうという感じがします。ダイナの魅力は細部にある(無論魅力はそれだけではないですが)と私が思うのはこういうところです。

さて本編。
私にとってのクライマックスはなんといっても、クラーコフの制御を取り戻すために誘導ミサイルに人を乗せて打ち込もうとするリョウとマイのくだりでした。マイがコンピュータのエキスパートであることが丁寧に描写されていたこと、いままでのエピソードで天真爛漫な性格がよくわかっていたことから、マイが怖がるのは、自信がないとかやったことがないとかいう頭で考える怖さではなく、自分がためらっていたら自分も含めて皆助からないとわかっていてもやっぱり怖い、いわば本能的な感情であることが伝わってきたと思います。

歌を歌ってしまうリョウも、なんとかして恐怖から気をそらせようとする計算があったのか、自分もどうしようもなくなって聴こえてきた歌をなぞってしまったのか、わからないあたりがすごく真に迫ってきて、見ているほうまで泣きそうになってしまいました。今回いちばんかっこいいのは「あたし、行けます、大丈夫です」のマイですね。あっと、自爆2秒前のカリヤもわすれちゃいけない。めっちゃかっこいいです。アスカとはぐれた時点でややネタバレしてますけどね(笑)。

凍り付いてしまったダイナを助け出すヒビキ隊長がよかったです。意図も正体もわからなくても、どんなに強くても、ダイナはヒビキ隊長にとっては対等の戦う仲間なんですね。仲間の顔を思い出して復活するアスカ/ダイナは、人の思いをストレートに光にしてしまうティガとはまた違って、人の思いを力にするところは同じでも、あくまでアスカという個人・個性を通じてそうするところが彼らしいです。個人的には、アスカが自分は一人きりだと感じたときにお父さんのイメージが現れるのが気になりますが・・・。

人間の制御を使って人工太陽を地球にぶつけるという、いわば人間の「思い上がり」を思い知らせようとするような宇宙生物の策略も緊迫感があったし、正体をあらわさずかわいい女の子の声で怖いことを言うなど「とにかく人間とは相容れない」描写も面白かったです。要するに見下されてもてあぞばれるのが一番腹立つんですよね(笑)。

細かいことですが、ラストシーンに現れるエジリ博士に対してS-GUTSのみんなが「やな奴が来た」という顔をしますが、決して「情けない奴が来た」という顔はしていないところがよかったです。極限状態に置かれたらだれでもパニックになるかもしれない。パニクってワケわからない行動をした人を笑いものにしなかったところがよかったです。

27. 怪獣ゲーム
いやー怪獣育成ゲームですか。世の中どんどん進んでいくのですねえ。ちょっとポケモンっぽい設定でしたが、いかにも子供が夢中になりそうな仕組みで、チェーン星人って頭いいですね。かっこつけてて頭いい割に情けない最後がいいですね。子供はときどきすごいこと考え付きますから、今回ばかりはS-GUTSに助けられるダイナもさもありなん、子供相手ではかなわないのでしょう。アホにーちゃんな演技と正面対決の落差がステキな今回のアスカでした。

自分たちの代表だからデマゴーグを応援すると言う子供たちも、現実に町が破壊されるのを見たら「ダイナ・・・ダイナ・・・」と言い出すのが可愛いですね。「ミラクルの青がクール」なんですかそうですか。本人はきっとストロングタイプがお気に入りなんじゃないかと思うんですが。だってアスカは私服のとき赤い服ばっかり着てるし。・・・。

ところでチェーン星人が握手を求められて左手を出すのは、宇宙人だから礼儀を知らないという表現なんでしょうか。「左手の握手は別れの握手」なんちゃって、ずいぶん古いネタを久々に思い出してしまいました。

28. 猿人の森
サルが・・・。すみません私サル系怪獣って得意じゃないんですよ・・・。猿人の迫真の?演技に圧倒されっぱなしでした(笑)。

サルの恋愛?話で最初から最後まで通したのはある意味すごいかも。アスカ/ダイナをまじえて三角関係っぽいのが微妙にコワイですが。リョウのお見合い写真騒動も、リンとソウのかなり笑っちゃうやりとりもこの話だからOKってことで。

開発のジャマになるから猿人を退治すると言うのもすごいですが、ひとなつこくて助けてもらったから猿人を守ると言うアスカもすごいような気がします。あれだけの施設を完璧に破壊されたのに、猿人は結局お咎めなしというのもややすごいような気がします。だからどうしろというのかといわれるとヒビキ隊長みたいにもごもご言ってしまいそうですが。まあ、この話だからOKってことで。いいかな?

【ウルトラマンメビウス】青い火の女

あいかわらずするっと見られるお話でした。

テッペイくんがかっこよくて良かったです。最初思いがけず頼られたから発奮したのに、覗き見3人組のおかげで惚れたからがんばってるみたいに見えてしまったのがイマイチかな。べつに惚れた自体がいいとか悪いとかじゃないんですが、せっかく目立ったのだから、「おれぜんぜん見返りなんて期待してないから」と硬派な態度を貫くか、逆にミサちゃんとハッピーエンドでも良かったのでは。ラブラブのテッペイとミサを見ながら、一度はくそみそに言われてそれこそなんの見返りもないミライが「良かったですね!」とか言ってニコニコしてたら「こいつホンマにええ奴なんやなあ」と思ったかもしれないのに。

冗談はとにかく、見返りがなくても自分ががんばって人を助けることができたのだから納得できる、医者もGUYSもウルトラマンも人助けが使命という結びの科白はよかったです。

あいかわらず、懇切丁寧に部下を指導するサコミズ隊長は出来た人です。言ってることは正しいし、主張すべき事柄だし、言い方も見上げたものですが、なんか話の流れとずれてるような気がする。

テッペイがミライを責める理由ですが、端的に言うとテッペイはミサを助けたいけれど解決方法を思いつかないからいらだってミライに当たってしまったんですよね。テッペイの非難に理由があるとしたら錯誤にもとづく理由でしょう。ミライ/メビウスが無人のコンビナートとミサの命を天秤にかけたなら非難の理由になると思いますが、メビウスはコンビナート職員とミサの命を天秤にかけたわけですから。それなら、メビウスがフェミゴンを足止めしようとして勢いでミサに重症を負わせてしまったとか、いさかいより前にミライとテッペイが協力してミサを助ける方法を検証しようと約束していたのに、メビウスがフェミゴンを攻撃してしまったから信用できなくなったとか、もう一押しの理由が必要なのでは。

テッペイが煮詰まってミライに当たってしまったとして、「最後まであきらめないで全力を尽くした結果なら納得できる」といわれて、気を取り直すのはわかりますが、いきなりミライと協力したら解決したという方向に話が進展するのはややわかりにくいなあ。順を追って考えれば納得するけれど、サコミズ隊長の言葉だけで感動させられているように感じる。まあ、「いらいらで人に当たっちゃいけない」などと諭してはぶち壊しですから、本質のところから説明するのがサコミズ隊長の思慮深いところといえばそうなんですが・・・。

どっちにしろ、テッペイ(に限らずメビウスの登場人物)は自分で考えて納得するということをしないのだろうかという印象はあります。まあ、若いからこんな感じなのもわからないではないですが。それに一人で考えすぎてどつぼにはまるということはままあることですが・・・。

一個の怪獣としてみればそれなりに綺麗にまとまっていた今回のフェミゴンですが、ここまで形を変えても「フェミゴン」だと言いたい理由はなんなんですかね。

次回登場のウルトラマンレオも態度はきつくても懇切丁寧にミライを指導してくれるのでしょうか。それともぼろくそ言うのでしょうか。なんだか暴力の連鎖という言葉を連想してしまいます。暴力は言い過ぎですが、軟弱者の私にはモロボシダンにぼろくそ言われてもなにくそと燃える気持ちが想像できないのでいかんともしょうがないですわ。

【ウルトラマンダイナ】 21~24話感想

ウルトラマンティガは大河小説を読んでいるような気分でしたが、ウルトラマンダイナはなんだかおもちゃ箱をかき回しているような気分です。カラフルでチープなおもちゃもあり、見とれるような細工物もあり。なんといいますか、理解しようと一生懸命になったティガと、自分が面白いことを見つけるのが楽しいダイナといいますか・・・。
ティガの感想って、これが言いたいんだろうという点を当たりをつけて、それに対して自分がどう思うかを書けば少なくとも達成感はあったのですが、ダイナはかなり細かいところをきっちり書かないとダイナらしい面白さは伝わらないように思います。面白いですよってことが伝わってればいいんですけど・・・。

21. 発熱怪獣3000度
ソドムと待望のご対面かないました。いや前々からどんなんかと気になってたんです。なんてったってゴモラの相棒ですからね(やや誤解)。

暑さに参っているTPC基地は面白かったけど、こういう怪獣だからこういう攻撃で、と正攻法なS-GUTSはかなりカッコイイ。伝説を解釈するカリヤと科学的に分析するナカジマのどっちも正しいという展開もいい。火球を吐く岩塊のようなソドムにはいわく因縁もあり、昔堅気の怪獣みたいでしぶい。ソドムが実は風邪を引いて高熱を出していたというのも、オチがついたといえばそうだけど、怪獣のケモノらしさが出てるようで面白かった。というわけで、笑いもありかっこよくもあり楽しめる話だった。

ナカジマはダイナに「ソドムを暖めてやってくれ」というのかと思った。S-GUTSのみんなはソドムに風邪をうつされたのかと思った。ヒビキ隊長だけ風邪を引かないのはもしかしてXXだからじゃないかというオチがつくのかと思った。・・・のは内緒。

寒くなったらソドムとあったまりたい。風邪知らず。

22. ツクヨの兵士
伝説を科学で解釈したらという、前回とおなじオーソドックスなアプローチもありながら、「怖れる心」をなくしたら人間はどうなるかという問題提起もあってシリアスな展開の今回。

最初、リョウとダイナが急に恐がりになってて変だなと思いましたが。「ダイナも怖いと思うことがあるの?」の場面は、単に人間がウルトラマンに自分の恐怖心を投影してそう見えたとかいうのでなく、いままでの人間っぽいダイナが活きた場面でした。兵士が恐怖心を託したという石をぼろぼろと吐くモズイはその数だけの人間を人身御供にしてきたと言うこと、「こわい」という感情を形にして、改めて意識させられたらそりゃあダイナといえどこわいでしょう。それに、話のながれとややしっくり来ない印象はあったものの、先だってからたびたび「人の心」が話題になっていました。やっぱり、楽しい話のなかでも大きな物語が徐々に進行してきていたようです。(ほんとにそうかな?)

そういう見方をするかどうかはとにかく、見応えのある今回。消えたり現れたりの怪獣が多いのは、CGの技術が進歩して無理なくきれいな映像を作れるようになったからという気もしますが、高層ビルの鏡面ガラスを泉にみたてて現れるモズイは怪しくも美しく、風景が変わっても人の心が変わらない限り、魔の現れる場所はどこにでもあると言っているようです。

なんで片桐はいりなのという気もややしますが(私この方好きですが)仕事メインの視点で描かれるはっきりしっかりした女性科学者というのはいいものです。お見舞いはカニ!は、まあお約束と言うことで。病室でカニパーティーしたら、シンジョウ婦長が怒るで(参加してたりして)。

23. 夢のとりで
最初のうち、熱くなるアスカをおさえていい味出してたコウダなのに、マジギレするのはなんだかなあ。アスカのように目の前でコウダやリョウが襲われたからキレるというのは納得できるが、負傷者を乗せてるのに、もう生存者のいないトライトンJ2を守ってと言うのは・・・。あ、そうじゃなくて、アスカが殺されたと思ったからコウダは激昂したのだった。いかんいかん、やっぱり正体知ってると死ぬわきゃないやんとか思ってるから扱いが粗雑になるわ。ところで今回のアスカは絶対正体バレると思うわ。てゆうか絶対助からないと思うわ(苦笑)。

フジクラの努力をそばで見てきたコウダの思いはわかるのだが、ま、好みの問題かもしれないが、ちょっと表現が納得いかなかったような。はっきり言ってびっくりして引いちゃったのが正直なところ、もう一回見ればかなり印象の変わる話のような気もする。

ところで操演怪獣のディプラスはなかなかシブイ。たまにはこういうのうれしいですね。欲を言えば魚怪獣も出てほしいんですが・・・。

24. 湖の吸血鬼
これもダイナらしい佳作というべきでしょう。ほのぼのな導入、不気味で緊迫感のある前半、大笑いのダイナとマリキュラの戦闘シーンと緩急のあざやかさに感服です。

たいていの人が和んだ気分になるマリモと、たいていのひとが鳥肌立てるヒトデの裏側?が合体したようなマリキュラすごいです。無邪気に生命を謳歌する異形の生物、歌声と笑い声もすごいです。小さいマリモがどこへ紛れ込んでるか、いきなりばくっと口を開くんじゃないか、くっつかれたら離れないんじゃないか、本能に訴えかけるようなどきどき感がたまりませんね!

ところがダイナ出現と同時にきっぱり明るくなるのもすごい。一人サッカーしてます。やっぱり球技が好きなんでしょうか。新曲披露してます。マリキュラの歌に対抗してるのでしょうか。いっちょまえに演技する巨大マリモに大爆笑。いくらふざけ倒してもカッコよく見えるという点にかけては歴代ウルトラマンの中でもダイナがピカイチですね!欲を言えば、巨大マリキュラの足元で被り物のすそがひらひらするのはちょっとナントカしてほしかったけど(笑)、ぴょんぴょん飛び回るマリキュラもいいです。ダイナをいじめるのがたのしそう。いやー私も楽しかったです。

ラストの「また釣りに来るぞー」のナカジマで、ほのぼのな雰囲気にもどって幕引きなんですが、その後、ぷちゅっとマリキュラを踏んづけて車が走るシーンも、おお、やるねっ!って感じです。なにがやるねっ!なんだか説明できなのがイマイチなんですが・・・。

【ウルトラマンメビウス】怪獣使いの遺産

感動してしまいました・・・。
やや疑問に思う表現もありましたが主張はよくわかりましたし、思わず目頭が熱くなる場面もあり、よいはなしだったと思います。

下手に前作の雰囲気を出そうとせずに、ほの明るい、あっさりした表現にしたのが良かったと思います。冒頭の物腰のやさしい良少年に違和感を感じていたのが、ラストシーンでは涙を誘われたのでもうこれでいいのかなという気もします。「宇宙人でも怪我をすれば痛いよ」の屈託のない子供たちと「お会いしたかったわ」の天然入り園長先生には泣かされてしまいました。

ミライがメビウス=宇宙人だとわかった次に、宇宙人と地球人は友好関係を作れるかどうかという話を持ってきて、無知で犯した過ちは正さなければならない、勇気を持って話し合うほかに方法はないときっちり主張したことはいいことだと思います。

ただ、メイツ星人のやりきれない思いが伝わったかどうかについては、私には脳内補完が必要でした。いっそメイツ星人が地球と友好を結びに来たとする必要はなかったのではないかと思います。メイツ星人に悪い意図がないことをはっきりさせたかったのかと思いますが、「メイツ星人と地球人の友好」という公式の目的とビオのどうしても割り切れない個人的な事情がごっちゃになって、舌足らずな表現になったように思い残念です。
あえて言いすぎれば、公式には友好関係にあるといいながら、過去のいきさつを忘れない異邦人は、本音はゾアムルチを覚醒させたいのだと言いたいのだろうかと感じました。結局解決方法がメビウス頼みと先送りなのもメビウス流の裏読み可能な表現なのかもしれません。

この話の「怪獣使いと少年」の後日談としての方向性はありだと思いますし、この話の趣旨は立派だと思いますし、今これを主題にする勇気?を評価したいと思います。語り口も、ときどき生硬な部分はありますが、それなりによく出来ていたと思います。はっきりいってこれに文句をつけるのは、とにかくなにか文句を言いたいのだと思われても仕方ないです。

しかし、「帰ってきたウルトラマン」のファンの方なら先刻ご承知、言わずもがなの指摘ではありますが「怪獣使いと少年」のことの発端は「宇宙人を見ればいい宇宙人か悪い宇宙人かと考える前に怖いと思ってしまう」ということではなく、自分たちから見て気に入らないものや仲間でないものに「宇宙人」(現実には宇宙人でなくてほかの名称を使用するでしょうが)というレッテルを貼って暴力の対象にしたことにありました。

この話は評価しますが、「怪獣使いと少年」の後日談とする必要があったのかという点については疑問としておきたいと思います。私は「帰ってきたウルトラマン」が好きです。製作側はオマージュのつもりで作ったのだと思いますし、売らんかなの意図だけで過去の怪獣を出しているとは思いませんが、かつて私たちにどうしようもなく重い記憶を残したエピソードの意味を、いまあえて読み替える必要があるのだろうかとは思います。「怪獣使いと少年」の後日談にしなければ語れない話ではないと思いますし。
主人公が良少年ではなく、メイツ星人になっている時点で後日談ではあれど、別の話と考えたほうがいいのかもしれませんが。そしてこのあと何を思いながら生きていくのだろうと不安でたまらなかった良少年が、意外にも心穏やかに暮らしていたということに満足するべきなのかもしれませんが。

メビウスを見ていて私が気になるのは、過去の怪獣やエピソードを引用する際にときどき、意味を微妙にずらしている、読み替えている印象があることです。言葉を変えれば当時のニュアンスや言外の意味をあえて無視して、今風に解釈した意味を付与していることです。これはメビウスという作品世界が独立してある以上いたしかたのないことですし、多分子供たちや今の時代の考え方をする人にはまったく問題にならない事柄だと思います。したがってこれは、今になって子供時代のウルトラマンの郷愁を引きずってメビウスを見ている者の繰言にすぎません。

最後になんですが、今回は無冠のままでメビウスはよくがんばりました。メイツ星人と園長先生とリュウの長い話の間、ゾアムルチとメビウスの戦っているらしい物音が聴こえるのが気になって気になって(笑)。

【ウルトラマンダイナ】 17~20話感想

17. 幽霊宇宙船
魂を抜かれるとか、ひとだまとか、ゾンビ宇宙人とか、わらわらと増えるゾンバイユとか、子供がみたら怖がるだろうなあという話で、そのためか、事後処理まで子供っぽいのはしょうがないのか。せめて消えたり増えたり変化自在がウリの幽霊怪獣なら、それをどうやってダイナがやっつけるかのところぐらいは、それなりの理屈をつけてほしかった気がする。そんなんよくあることといえばそうだが、よくできている話なだけに最後ちょっと残念な気がする。

それとリョウの「地球の何もかもがいとおしく思える」が唐突なような。単純に楽しむにはなんとなく微妙な話に感じるのはそのせいだと思うのだが。

ガッツイーグルってα、β、γに分離するし、カラーリングが赤、青、黄で、そこはかとなくウルトラホーク1号みたいと喜んでおりましたのですが、今回登場のコネリーはマットジャイロを思い出しまして、ほのかにうれしゅうございました(喜)。

18. 闇を呼ぶ少女たち
これまた微妙な話・・・。
オカルトネタをうまく怪獣話にしたといえばそうもいえるけれど、なぜエリカがビシュメルに心酔してしまったかというところがよくわからず、友達との会話で自分を取り戻す過程が描かれているのは良かったかもしれないが、かえってエリカが一人で思いつめてやりすぎただけに見えるといったら言い過ぎだろうか・・・。細かいことを言うようだが、2話続けてリョウが拉致され役なのもひっかかるし・・・。女の子主役の割には女の子の扱いがイマイチって感じがする。それにコレを言っちゃおしまいだが、ウルトラマンにオカルトってやっぱり合わない気がする。

「でも一番不可解な闇は女の心の中にあるのかもしれないな」。と言われるかと思ってどきどきした。いえ浅はかな心に影も闇もございませんて。

19. 夢幻の鳥
どうも微妙な話が続くような気がするが、シンジョウマユミがえらく美しかったのでまあいいか。あのきっぱりはっきりしたマユミがどうしたんだろうという気もするが、こういうマユミを見てみたい人もいるだろうなあということで・・・(いいのか?)。

プラズマがどうこうという部分ははっきりいってあまりこだわらないでほしいが、姑獲鳥はなかなかよかった。欲を言えば「女の顔」がもうすこし妖艶であれば、もとい、もうすこし禍々しい雰囲気が出ていたら、マユミの憂い顔も活きたのではないかという気がするが・・・。

どうも「・・・」がおおくて困ったものだが、ラストのマユミとタクマのツーショットには泣いた。螺旋階段のようにおなじところを回っているようでもすこしずつでも世界は良くなっていくのだというアスカの科白もよかった。

仕方のないことではあるが、アスカのいうことはもっともだけれどあまりマユミの気持ちに沿っているとは言えず、マユミがずっとタクマの死を引きずってきたというよりは、今回の事件をきっかけにして気が塞いでしまっただけなのだと思いたくなるのは、そのせいもある。

余談になるが、好きな人をプレゼント攻めにしてしまうマイは相変わらずかわいい。

20. 少年宇宙人
いやこれは大泣きしてしまった。コミカルな部分もよろしくて、しまいに泣き笑い状態。

まあ何を書いても言わずもがなの感想になるが、たっちゃんのおとうさんがとてもよかった。子供に「もし自分が宇宙人だとわかったらどういう気持ちになるだろう」とたずねられて、「怖くて、さびしいだろうなあ」と答えるおとうさん。おとうさんが生きていたら、サトルの不安ももうすこしまぎれたのだろうが。いや、おとうさんおかあさんと普通に暮らしている子供でも「自分の未来」がどうなるかと改めて考えたら不安なような怖いような、題名だけであとが書けない原稿用紙は、サトル一人のものじゃないのだ。

「君の未来は誰にもわからない」とあるいみ突き放したことを言うダイナもよかった。当たり前と言えばそうだが、最後まで手を貸さないのもよかった。子供目線のアスカ/ダイナが言うのでなければ、この言葉はまた違った意味になるだろう。おとうさんの代わりはできないけれど、幼いなりに、つたないなりに、サトルの気持ちを支えようとするたっちゃんとみのっちとアスカとダイナ(笑)。いままでの子供っぽいアスカとか、アスカっぽいダイナとかの意味がわかったような気がする話だった。今回のダイナは文句なしにいい役だなあ。

あとはもう、奇妙な格好で練り歩く子供たちも、だまって見守るおかあさんも、杓子定規なS-GUTSも、演出が上手すぎるよと思いつつ、「ぼくは宇宙飛行士になる」「ぼくは科学者になる」コレで泣かなきゃどうするって感じで・・・。


女の子の気持ちも、迷う人や悩む人のことも理解しようとしてくれそうだったダイゴ/ティガとは違って、アスカ/ダイナはそんな気弱な感情を理解しないような気がしていた。でもこういう話があると、悩みなんてなさそうで一本気なアスカも怖いとか不安だとかいう気持ちを「えいやっ」と乗り越えた一瞬があったんだろうという気がする。だからたぶん、アスカ/ダイナは、悩んだり迷ったりする人と一緒に悩んだりはしないけれど、自分が理解できないからといって切り捨てたりはしない、黙って待っていてくれそうな気がする。というわけで、単純明快なアスカがはじめてしっくりきたような気がして好きになった。・・・自分に都合のいい見方をしているだけの気もするが。

【ウルトラマンメビウス】仲間達の想い

メビウス正体バレでどんな新しい世界が開けるかと思ったが、GUYS的日常は続く。するっと見られたのは熱のせいだけではなかったらしい。先週見てないので詳細は不明。

◇お誕生日パーティー
色紙の鎖で飾り付けをするのは小学校低学年だろうな・・・。メビウスのターゲット年齢層を狙った表現かと思うが、だとするとミライとリュウのできてるネタも昨今では小学校低学年向けなのだろうか。サコミズ隊長が子供のようにうれしそうなのはいい表情だと思うが、まさかおうちでは誕生日も祝ってもらえないパパだったりはするまいな。

◇お誕生日ケーキ
司令室で飲み食いというと科学特捜隊を思い出してしまうが、ビール飲んでた科特隊とお誕生日会のGUYSではずいぶん雰囲気が違う。もっとも科特隊のビールのアテはあまりおいしそうではなかった。コノミとマリナがいるからGUYSのお誕生日ケーキはきっとおいしいだろう。

◇豆
「これならみんなで齢の数だけ食べられるし」。そんなに食べられるのか、メビウス。巨大化すれば食べられないことはないだろうが、ぼくカレーは好きだけど福豆はもう一生食べたくないです。

◇メビウスバーニングブレイブ
人の怨恨を鎧にするヒカリといい、人の友情を炎にするメビウスといい、ちょっとアブナイ人なような気がするのは私だけだろうか。ところでメビウスの名前はまだ長くなるのだろうか。

◇タロウ教官にお会いしても、きゃ~かっこいいい~らぶらぶ~とかいう気分にならないのはいかんとも仕方ない。ほぼ同じ顔見てなんでこう反応が違うのか不思議だ。男は顔じゃないのかもしれない。やっぱり男は切断技(違)。
メビュームブレードですか?ご無沙汰ですねえ。

◇ぜんぜん面白いネタを思いつかない~(TT)。

【ウルトラマンダイナ】 13~16話感想

13. 怪獣工場
いやこれまた大笑いさせて頂きました。周到な侵略作戦をせこく実行してしまうミジー星人大好きですわ。地球は寒くて暮らしづらいとか、忙しくて残業つづきとか、細かいところまで面白い・・・。
たけし少年と鉢合わせしてびっくりして、日本語が出なくなるところなんかもう最高。翻訳機使ってるとかじゃなくて、勉強したんですねきっと。無駄に用意周到(笑)。

アスカって子供目線なんですね。子供相手に大人の態度じゃないウルトラマンって初めてでは。「見たかオレのファインプレー!」ってもしかして子供受けを狙ってたんですね。司令室でマンガ読んじゃうマイと隊長も最高だなあ。。。「不恰好な」2等身ガラオンがカワイイ。あっちでもこっちでも「ラジャー!!」。笑気ガスにヤラレるダイナにもオオウケ。平然と真面目なコウダにもオオウケ。

たけし少年の、もうウソつかないよと言った尻から「僕がウルトラマンダイナに変身するんだもん」にも大笑いでした。「ダイナに変身するのはオレだよっ!」とか言えなくてめげてるアスカと、変身してるおかあさんがいいですねえ。

14. 月に眠る覇王
月で発見された遺跡は、かつて太陽系にあった文明を滅ぼした、遠い星の侵略者を封印した墓場だった。
というスケールの大きな話。重力をコントロールして、月を地球に落とすという攻撃にも意表をつかれた。お約束の憑依されカリヤにはやや笑うが、重力コントロールを起動するためにTPC本部に潜入したり、かつて征服された種族が追ってきたり緊迫感があって面白かった。

けどスケール大きいだけにツッコミどころもいっぱいあり・・・。おもしろがってツッコミ入れたくなる部分はいいとしても、「力のあるものは弱いものを滅ぼすのが使命」って言い回しは捻りすぎでは。これは多分「月を地球に落とす」というのをやりたくて、他の文明を占領や支配するのではなく「滅ぼす」のを目的にしてしまった感がちょっとあるような。まあ、定番の「地球人は害になるから滅ぼす」というような大義名分も、力の強いものが弱いものをコントロールしようとしているだけという意味では大義名分とはいえないかもしれない。などと考えてしまった(笑)。

「幻の遊星」でも「月に眠る覇王」でも、理由や背景を人間の知りえた情報や推測だけから語るのはなかなかシブイ。宇宙人がこれこれこういう理由で地球を侵略しに来たと語るのもそれはそれで面白いけど、宇宙には人間が知らないことがまだまだたくさんあり、たとえ怖い目にあっても、未知の世界を知りたいから人間はがんばるのだという視点が感じられる話だったと思う。

15. 優しい標的
マイってシオンみたいなのがタイプだったのね・・・。
と思ったところから入ってしまったからかどうか、微妙な気分になる話だった。

つかみはとにかく、ヒビキ隊長がマイに意思の疎通を一任することや、ナカジマもなにか(多分友好的な宇宙人であることを)期待している様子からしても、S-GUTSの雰囲気はもっと切実な、多分、宇宙人と言えば侵略者ばっかりという厳しい状況の中で、「日本人と姿が似ていて日本語を喋る宇宙人」に友好的な関係を作れるかもしれないと期待するのだろうというのはよくわかる。それに、見た目を問題にするなら見るからに恐ろしげな宇宙人なんかより人間の方が怖いんだよ、という解釈をすることも可能だ。「乙女の純情を裏切った」というリョウの言葉も言い回しはウケを狙っているような印象もあるけれど、なるほど「正義」や「平和」よりも「純情」を大切にする人は、他人を踏みにじったりはしないような気もする。

ダブルミーニングな言い回しで、なにか大切なことを言っているような、そうでもないような・・・。エンディングのマイの天使のような笑顔を見せられると、「明るい未来」はとにかく「平和な未来」は努力や進歩の先にではなく、乙女の純情、少女の純真に救いを求めるしかないのかなあと、そんな気もする話だった。ある意味、無理をしてもがんばる部分と癒しの部分を分けて成り立っているのが、今の、これからの世の中であり、ダイナの世界かもしれない。これは、「はるかなるパオーン」でも感じたことで、みんな意欲満々で「フロンティア」を目指す時代というのを私自身が信じられないだけかもしれないが・・・。

それにしても、シオンの話のあとでダイス星人が出てきたら、私は彼の死に号泣していたような気がする。もしかしたら、先にダイス星人がいたから、S-GUTSのみんなはシオンに期待したのかもしれないとも考えられるけど、多分違うだろうな・・・。今になってなんでまたダイス星人に肩入れするのかというと、凶悪怪獣を搬送する途中地球に落ちてきて、巻き込まれた地球人を助けるために死んでしまったって、なんだかウルトラマンみたい。そんなに強い訳でもないのにがんばってる正義の人だったんだなあ、と思ってたりして・・・。

16. 激闘! 怪獣島
なつかしのティガキャラ初登場はシルバゴン!(違うよ・・・)あっそうか、ガッツウイングも既出だよね!(微妙に違うって・・・)と喜んだら前座だったようです。怪獣島で「珍獣」ハネジローと競演なんて、シルバゴンてばレッドキングみたいとか思ったのに・・・負けちゃったよ・・・。

怪獣対決、尻尾で綱引きとエンターテイメントな今回。突然マッドになるオオトモ博士のことも笑っちゃっていいのかなあ。手段の是非はとにかくとして、攻撃本能がないというハネジロー仕様のネオザルスも見てみたかったような気もするが・・・。

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