最近のトラックバック

« 【ウルトラマンメビウス】虚空の呼び声 | トップページ | Yahoo動画で「機甲創世記モスピーダ」無料配信やってます。 »

【ウルトラマンティガ】 41~44話 感想

 41. 宇宙からの友
宇宙飛行士とシンジョウの友情もさることながら、彼らのにぎやかな勇ましいノリは、人間の英知を代表していることの誇りを表していて、決断力や使命感や、厳しい考え方の上にあるのだということ。4話に続いて宇宙飛行士の矜持を感じる話でした。
  
後半は囚われた人たちが「イルドに同化する」と唱和する場面が個人的に気持ち悪くて、訳がわからなくなってしまいました。「争いも苦痛もない世界が来るのならイルドに同化してもいい」という人たちが、そんなに世の中の辛酸をなめてきたようでもなく、野次馬のように見えるのも今ひとつですが、その点は、争いや苦痛のある世間に絶望したと言うよりは、関わることを避けている人たちが、苦悩しつつも現実と対峙する人たちと対比して描かれているとも考えられます。だから、この場面は、宇宙飛行士やシンジョウの行為を最初は冷笑していた人たちが「やっぱり人間でなくなるのはいやだ」と切実に思ったときに、自分たちも何かしようと思う場面、自分は孤立していると思っていた人たちがはじめて協力する場面、ではないかと思うのですが・・・。その表現にこれはちょっと・・・。というより妙な違和感があって拒絶反応をしてしまったというのが本音です。

その部分をどければ、さいごの「今度は一人で行くんだ」という言葉が心に残る、良い話だったんですけどね・・・。
 
42. 少女が消えた街
何を言いたいのかわかりにくい話でした。一言でいいからどうしてカレンが人間を滅ぼそうと考えるにいたったかの説明があれば・・・。あるいはカレンも強大な力があって志のない者の一人なのかもしれません。そしてヤズミはカレンが自分の空虚を満たそうとして自分やレナを傷つけても、そんなカレンをかわいそうに思うことができる人なのかもしれませんが。「きっとさびしかったんだ」と結ぶきれいな話にするのなら、カレンとヤズミがお互いどういう風に惹かれあっていたのかの描写がほしいですよね・・・。

せめてあのパソコンを積み上げたようなファイバスがバーチャル美少女的怪獣(どんなんや)であるとか、ヤズミに襲い掛かったようなCGロボット風であるとかなら、ゲームの世界と現実がごちゃごちゃになるという趣向も生きたように思うのですけれどね・・・。ま、ティガとの格闘がめちゃ難しくなってしまいますが・・・。せっかく面白い趣向だったのにちょっと残念かな。

43. 地の鮫
44. 影を継ぐもの
これはまた見応えありました。ゲオザークの迫力、イーヴィルティガの美しさ、熊本ロケの風景もきれいに映えて、深い物語を華やかに見せてくれます。

ティガのいわば影としてのイーヴィルティガの出現。ダイゴの科白では「間違った心を持ったまま光になったら」とありますが、思うにマサキにはティガの力を何に使うかと言う目的がなかったために、力に呑み込まれてしまったのでしょう。ホリイの反応を見るとマサキは昔からあまり人柄の良い人ではなかったようですが、彼には自分が人類を支配しようとか言うほどの悪い心はなかったように見えます。野心を持つこと自体は悪いことではないけれども、ティガの力を借りるようなことではない、あくまで人間同士の世間のなかでの話です。「ウルトラマンは人類を進化させるのが使命」などと言った時点で、主語が自分ではなくウルトラマン(それも彼の願望を反映した実態のない概念)に変わっていることに気づいていなかったのだと思います。
何のためにという意志のないままに力だけを欲したために、強大な力を得ても同じ場所で地団駄を踏むことしかできない。イーヴィルティガは外見が勇壮なだけに、その心の中がすかすかなのだと思うと哀れです。

ダイゴの「僕は特別な人間なんかじゃない。けど、僕は自分のできる事をする」、ホリイの「自分が判らん力に頼ってどないするねん」という科白は、言い回しどおり胸に響くような言葉でした。

この話ではイルマがすばらしく良かったです。ティガとイーヴィルティガの戦いを「人の心の争い」と感じること、命令に従わないダイゴを黙って許すこと、語弊のある表現ですが、男性の隊長がこれをやったら多分かなり違った印象になると思います。怪獣の出現を人の心に原因があるという考え方は、ある意味偏った考え方かもしれないが、真理の一端を垣間見ているのかもしれない。あるいはダイゴという人を信じることはできても、ダイゴの抱えている「得体の知れないもの」まで信じるということはイルマでなければなかなかできないのではないかと。

でもイルマの考え方がすべてではなく、「科学でわかる力とわからない力」というホリイや、「本物と偽者」と考えるシンジョウもいて、感情を表さずまさに「自分に今出来ることをする」ムナカタもいて、いろいろな考え方の人が一緒に戦っているのだ(多分人間の未来を勝ち取るために)という描かれ方がとてもよかったです。
レナも「あれはティガじゃない」「怪獣がなにか訴えかけている」と一番に気がつくあたり、時には浮き気味になることもあった感性がきっちりと話の要点にはまっていました。

ここからは、超趣味的な話ですのでご容赦。

お子様向けのお涙頂戴な演出と一部で言われていそうな気がする「いぬウルトラマン」のガーディが大好きです。ウルトラマンに飼犬がいるなんて話がツッコミネタじゃなくて琴線にふれるなんて変ですね。「ティガは宇宙人のウルトラマンじゃないと思っていた」などと書いてたくせに寝返ってますが、(笑)カプセル怪獣のことを連想してます。
カプセル怪獣はウルトラセブンの命令で健気に戦いますが、はたしてそれがセブンを愛して止まないからなのか、それとも厳然とした主従関係があって畏怖で従っているのか、はたまた主人に忠実に従うように生まれついているのか、と考えたことがあります。

メビウスに登場したミクラスを人工物の、メカミクラスのと罵倒したのは、この疑問に答えが出てしまうのが怖かったからに他なりません。あまえたで、使い手におだててもらって奮起して戦うようになるミクラス。それでも良いんですが、人間側から見ればマペットミクラスは、一分でリセットできる、兵器であり道具です。なぜコノミになつくのかという点も、(あくまで推測ですが)あまり納得できる理由ではありませんでした。逆に使い方によっては誰に使われてもそれなりに動く。そういう性格がウルトラセブンのミクラスに敷衍されるような気がして嫌だった。

動物を飼うウルトラマンがいるのだ、主人が間違ったことをしたら悲しんで、負けるのを承知で向かっていくようなそんな怪獣を飼っているのだ。というのはさきの疑問に対するある種の答であるように思いました。まあ趣味的な話です。

« 【ウルトラマンメビウス】虚空の呼び声 | トップページ | Yahoo動画で「機甲創世記モスピーダ」無料配信やってます。 »

ウルトラマンティガ」カテゴリの記事

特撮」カテゴリの記事

コメント

イーヴィルティガ編はここまでずっと積み上げてきたものが花開いた感じです。いままでのシリーズで何度もニセウルトラマンというのは登場していましたけれど、ここまでメインテーマと結びついた形で登場したのはイーヴィルティガが初めてでしたね。
イーヴィルティガもまた、もうひとつのウルトラマンです。これで、キリエル人、マサキケイゴに続いて三人目。それぞれ少しずつ役割が違っているのが面白いです。

ガーディは泣けますよ。私は犬好きなんで余計にそう感じるのかもしれませんが……倒れたガーディを抱きしめるティガにも涙。

こんばんは。
マサキケイゴは再登場します。
お楽しみ。
どの話かは見てのお楽しみということで。
「ティガ」は熊本ロケがありましたが、「ダイナ」では大阪ロケがあります。
ここに元ガッツ隊員が集結します。
「ティガ」と「ダイナ」は世界観が一緒ですので、お好みとあらばご覧ください。

うちゃ さん、コメントありがとうございます。
マサキケイゴの科白に「人々はウルトラマンを神だと思っているんだ」とありましたが、私もそう思っていたのかもしれません。ティガにはじまる平成のウルトラマンは「人」なんですね。ここにきてよくわかります。
うちゃさんのおっしゃる「もう一人のウルトラマン」のあり方がそれぞれ違うというのもそういうところから来るのだと思います。ただのニセものや「影」や「悪」ではないんですね。

マキシさん、コメントありがとうございます。
「ダイナ」もちろん見ますよぉ。ペースがゆっくりでなかなか進みませんが・・・。楽しみー。

コメントを書く

(ウェブ上には掲載しません)

トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/25129/11688423

この記事へのトラックバック一覧です: 【ウルトラマンティガ】 41~44話 感想:

« 【ウルトラマンメビウス】虚空の呼び声 | トップページ | Yahoo動画で「機甲創世記モスピーダ」無料配信やってます。 »

2014年12月
  1 2 3 4 5 6
7 8 9 10 11 12 13
14 15 16 17 18 19 20
21 22 23 24 25 26 27
28 29 30 31      
フォト

お世話になってるリンク。ジャンル混載・順不同

無料ブログはココログ

目次