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【ウルトラマンティガ】 33~36話 感想

33. 吸血都市
吸血鬼ネタがここまで大人な話になるなんて。第5話のしぶいオノダ記者も再登場。ユキナへの切実な思い、ムナカタに協力を求める仕事のはやさ、かっこつけたりハッタリかましたりする余裕が同居しているのがオノダさんの魅力ですね。
オノダとユキナ、イルマとムナカタの、上司部下であり、同志であり、恋愛感情も(ちょっと?)ありの大人の関係が良いです。
吸血鬼の棲む闇を人間の心の闇と読み変えるのも、吸血鬼とは何者なのかというあたりに解釈を可能にした点でよかったと思います。なにもかもあからさまに説明をつけてしまうのでは、大人の世界は成り立たないでしょう。

欲を言えば、ちょっと大人っぽさに徹しきれてないのが残念。吸血鬼のメイクとコスチュームが少々笑いを誘うし、キュラノスはもろコウモリ怪獣だし・・・。ティガの首にぱっくり食いつく場面なんか、帰ってきたウルトラマンに噛み付くドラキュラス思い出して笑っちゃった。ホリイ「ティガに噛み付きよった」言わんでもわかるって。帰マンの伊吹隊長「血の代わりにエネルギーを吸ってるぞ」説明的すぎるって。この差は何?ここで笑いのツボにはまってしまい、勢いでユキナとイルマのキャットファイトも笑いのツボにはまってしまい・・・などと書いて品位を下げてしまっては・・・(自爆)。

34. 南の涯てまで
サワイ総監って偉い人だったんだ。日本人が国連事務総長に。その人が夢物語との揶揄にもめげず、軍備解体のために各国を説得して回るなんて。すごい人です。日本人の鑑です。またその「夢物語」を実現に結びつけたのが科学者のフォーラムの支持だっだなんて。それでこそ、空想特撮シリーズ、日本の怪獣映画が描き続けてきた立派な科学者の姿ではありませんか。いままでずいぶん癖のある科学者が登場しましたが、彼らはみな、自分たちの事情を抱えて多分文句もいっぱい言いながら、でも人類のためにはそれが一番いいことだから、と考えたに違いない。うそっぽくてもなんでも、この話はこうあるべきです。感涙です。

GUTSは人間同士の紛争解決には出動できないルールなのだそうで、宇宙人の陰謀だと証明してからでは手遅れになるというヨシオカ長官に対して、「出遅れたりせえへん」というホリイがむちゃくちゃかっこいいです。ヤズミがちゃんと証拠を見つけるし、シンジョウとレナも言外の作戦を察するし、GUTSはこういうとこびしっと決めますねえ。

サワイ総監とダイゴとイルマの出会いもわかって面白かったです。ダイゴって「不思議な青年」なんですね(笑)。サワイ総監にむかってお友達みたいに手を振るんですね。天真爛漫というか屈託がないというか。いつもは堅実で悩める人で、やや気が弱そうな印象なので、今回とかアートデッセイ号にやたらに感心してた時とか、元気なダイゴもいい。

デシモニアの得体の知れない造形も良かったです。ヨシオカ局長がいいとこ見せるのはいいけれど、デシモニアの子分はちょっと弱すぎるなあ・・・。

35. 眠りの乙女
また宇宙人らしい?宇宙人が出てきたものですね。この方を「眠りの乙女」と呼称するセンスは好き。だって女の子だもん(笑)。憑依されたレナが悪女っぽくなっちゃって。「なんで人類の味方、するかなぁ?」侵略宇宙人のよくある主張も語り口が変わるとこうも印象が違うのか・・・。ダイゴにしてみたらたまらんでしょうね。「怪獣にも生きる権利がある」「ティガはなぜ人間を助けてくれるのか」と問いかけていたレナの口から、この悪罵が発せられるんですから。

妖しさで運ぶストーリーは魅力的ですが、この宇宙人って「南の果てまで」の宇宙人と同一なんですよね?前回TPC幹部を狙う用意周到さと今回ダイゴをいたぶるのが楽しそうな様子がどうも同じ宇宙人の手口とは思えなくて・・・。あちこちで目撃されたUFOや宇宙人がデシモ人で、ながいこと人間を観察していたのだとしたら、作戦とは別の個人的な感情として、争いを繰り返すおろかな地球人をバカにしていたとしても無理のないことかもしれませんが・・・。

ティガの仲間が超古代文明の滅亡時に地球を去った(帰った)とかいう科白もでてきましたが、意外とその辺のいきさつに興味をそそられない。ダイゴがウルトラマンになるべく生まれてきた人であるという最初の説明が印象的だったんですね。宇宙人なのにどうして地球人のために戦ってくれるのか、という理由づけがウルトラマンには付いてまわるのですが、戦うのはダイゴの意志、ティガは地球古来の(超古代文明の?)力だと思ってたんですね。そうじゃないとすると、「みんなが好きだから戦う」というダイゴの理由はどうなるんだろう・・・。

36. 時空をこえた微笑
これはいい話でした。けっこうキツイ話が続いたので、はればれしました。ヤズミの優しいところがよくわかって。任務もきっちり果たす様子が描かれていて。

冒頭に少年のヤズミに声をかけるおばあさんを見てますから、多分ハッピーエンドだろうなと思いつつ、けっこうはらはらしつつ。最後にはヤズミと一緒に「よかったぁ」という気分になりました。なんかホリイが余計なこと言っただけのような気もしますが・・・。

ゲスト役の女性にきりっと系の人がおおかったので、今回の少女がほのぼの系なのも趣向が変わってよかったですね。多分事情がよくわかってないにもかかわらず、いつのまにかティガを応援している様子が可愛いです。突然異なる時代に来てしまってものすごく心細いときでも、礼儀正しくして、取り乱すまいとしている様子が、ほのぼの系に見えても大正生まれの女性なんだ、しっかりしてるなあと。たぶん、自分の時代に帰れた後は、大変な体験もたのしい思い出にできるぐらいのおおらかさもあったのではないかなあと。

帰れて本当によかった(涙)。

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コメント


 TPC設立のニュース映像の演出もいいですよね。科学者フォーラムの支持を受けるところちょっと泣けてきます(今の世の中のことを考えるとよけいに)。いろいろ問題提起もするけれど、最終的には科学を肯定的に描いているのがティガの特徴ですね。
 サワイ総監とヨシオカ局長の関係ってちょっとセブンのキリヤマ隊長とクラタの関係に似ているような気がします。

>ティガの仲間が超古代文明の滅亡時に地球を去った
このあたりの話も後でちゃんと出てきますよ。たぶん期待外れにはならないはず。

うちゃさん、こんばんは!コメントありがとうございます。
34話は私的にはかなり印象に残る話でした。「軍事に協力したら研究費も増えるし」とか聞くのが現実ですからね・・・。
>サワイ総監とヨシオカ局長の関係って
仲悪いけどお互い尊敬してるというのがいいですね。仲悪いって言うのは、ヨシオカ局長らしい言い回しで、立場や方法論が違うんでしょうね、きっと・・・。

 お久しぶりです。『ティガ』鑑賞はもうすっかり後半に突入ですネ。

 第36話のお婆ちゃん役の女優さんは、『ウルトラセブン』第2話で「石黒隊員の奥さん」役の中真千子さんですヨ。ロマンスカー車内で、隣の席のワイアール星人に驚いて絶叫していた方です。
 お気づきになられましたか?(^_-)-☆

get_better4u さん、こんばんは。
ずいぶん楽しかったティガも残りちょっとなんです。うれしいようなさびしいような。

>「石黒隊員の奥さん」役の中真千子さん
おおおっ!気が付いてなかったですっ(^^;)。そういえば面影がありますね。かわいいおばあちゃんですね。

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