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【ウルトラマンティガ】25~28話 感想

涙の出てくる話ようなが続きます。涙腺のゆるいほうじゃなかったと思うのですけどね。「泣いちゃった」ばかり書いているとグルメ番組の「おいし~い」ばかり言ってる感想みたいだし。思い出してうるうるしてると気の効いたことを考えられなくなるんですよね。そういえばグルメ番組でも「おいしい」以外の表現をしようとして、かえって伝わらない人いますよね。しょうがないのでどこで泣いちゃったかを書きましょう。ちなみに29話以降もかなり涙腺にきました。

25. 悪魔の審判
人々が集まってきて、車のヘッドライトや懐中電灯でティガを照らすシーン。
人間がウルトラマンに加勢するために必ずしも武器をかざす必要はないのだということ。メトロポリスの人々はイルマ(とGUTS)を信用しているのだということ。群衆の中に子供たちがたくさん混じっていて、それはウルトラマンを一番応援しているのは子供たちだからなんだけれども、おとうさんおかあさんも「危ないから行っちゃダメ」とか「あんたが行ってなんの役に立つの」とか言わないで一緒に走ってきちゃったんだなあと思うと、も、涙が・・・。
どこかで見たような「地獄の門」も「アダムの創造」になぞらえたティガも、めずらしくケレン味のある演出で面白かったです。イルマが「地獄の扉が開く」と詩的?な表現をするのに対し、シンジョウが「団体さんが来る」と散文的な表現をするのもなかなか(笑)。

ところで、ダイゴが女預言者に踏みつけられるシーン、「キャー!あの女長野くんのこと足蹴にしたわっ!許せないっ!」とかいう騒ぎにならなかったのでしょうか・・・。V6ファンの憎しみを吸収してさらに強大化するキリエロイド・・・てなことに(違)。ハイヒールで踏まれなくて良かったね、ダイゴ。

26. 虹の怪獣魔境
涙も中休みの回か、怪獣魔境もの?な話も、虹のゲートをくぐるとある種の異界だというのが趣向でした。虹が消えるまでに現世に戻らないと怪獣魔境から出られなくなってガイコツになってしまう・・・。
家族に疎外されていたおとうさん復権に狙い通り涙ぐんでしまう自分も面白いですね。私が子供の頃ならこの手の話は親と一緒に見たくないな。ウチの母きっと言いますよ「ウチはおとうさんをもっと頼りにしてるわよね」あのね、フォローに困るからやめてちょうだい、おかあさん。

こういうテイストだと不思議と遊んでいる(ようにしかみえない)怪獣とティガも楽しく見られますね。シルバゴンがめちゃ強いってのも納得させられてしまう(ガギが弱すぎか)。しかし、後からばかり怪獣をどつくティガは卑怯者ぽいぞ(笑)。

27. オビコを見た!
「昔の村が戻ってきたんじゃ!」オビコが鍋をたたいて踊る場面は涙なしには見られません。それまでがコミカルな運びなだけに一層オビコの悲しみが胸に迫ります。真面目に働く人間をからかったり、いたずらを仕掛けたりして困らせてきた妖怪たち。でも人間たちは「遊ぼう!」という声に耳をかさず、真面目にこつこつと、畑を作り、町を作り、とうとう世界を変えてしまった。それでも妖怪たちは昔から共に暮らした自然と人間のいるところでしか生きていけず、妖怪の方法でしか人間に話しかけることができない。
いまになってダイゴが初めて人間側から歩み寄ろうと試みても、もう自然も人間も昔には戻れないことがオビコにはわかっているのでしょう。できないとわかっていても「お前が安心して暮らせる土地を必ず見つける」と言ってしまうダイゴにも泣かされます。

いままで淡々と戦ってきた(ように感じていたのですが)ティガがはじめて感情を表し、このあとの話ではティガ/ダイゴはかなり連続した意識を持って戦うように見えてきます。その転機はたぶん28話だと思うのですが、その前の回でティガが日本の妖怪の死を悼むのが興味深いです。

28. うたかたの…
ヤズミってこういう役回りだったんですね、なるほど(笑)。自走砲もヤズミも役に立たなくても動じないムナカタがかなりかっこいいです。さいごまで「なぜ現れたか」わからないままのジョバリエもいいです。

ダイゴ/ティガが「みんなが好きだから、守りたいから」戦うのだ言ったとたんに涙。ダイゴはティガの力を得たことによって自分の考え方感じ方の変わらないひとなんですね・・・。「みんなが好きだから、守りたいから戦う」というのは結論ではなくて出発点なんですね。もしかこのさき考え方を変える必要に迫られても、この出発点を忘れない限り、ダイゴはティガになっても何になっても信頼できる人であり続けると思います。

GUTSの人たちは正直ですね。女性がまとまっていない問いを投げかける側で、男性が答えを見つけなければならない側というのが面白いです。自分のしっかりした考えを持とうとして、知らないうちに出発点のところを否定していたりすることはありがちなのではないでしょうか。レナやマユミの問いかけを「感情論」「まとまってない」「現実的でない」と切り捨てることは簡単ですが、彼女らはいまどうしろと言いたいのではなく、どういう手段をとるにしろ出発点のところを忘れないで欲しい、いま理想を実現できなくてもほんとうにこれが最良の方法かと疑問を持ち続けてほしいと言いたいのではないかと思いました。

「お兄ちゃんたちが戦うのをやめれば、神様も怪獣を出すのをやめるわ」というマユミのかなりキツイ科白にも、そんなふうに考えるに至った妹の気持ちを知っているから言い返せないシンジョウも、言葉に出さないけれど彼なりに悩んでいることをうかがわせます。

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コメント

ちょうど折り返しのあたりですよね。本放送の時もこのあたりからは見終わったあとしばらく余韻に浸っていたような記憶がありますよ。
オビコの話は、前半のコミカルな演出が後半利いてます。前半あれだけ怖がっていたシンジョウが最後に呼びかけるところとか。
28話は「今見たのはウルトラマンだよなぁ」というくらいの衝撃がありました。当時、ティガはそれほど期待して見始めた番組じゃなかったので、まさかこんなにハマるとは思いませんでした。

うちゃさん、コメントありがとうございます。
オビコの話ではシンジョウも良いんですよねー。
28話は論争のことばかり書いてますが、ストーリーも映像も細かいところまで見ごたえありました。
最初の頃と比べて感想文がめっちゃ長くなってますが(^^;)全然書き足りません。も、はまりまくりです。

こんばんわ。
ティガは平成3部作と言われる中では一番好きです。
苦悩するダイゴが、セブンのダンを思わせる感じがします。
急遽作った作品だそうで、製作も余裕がなかったそうです。
ただ、それが、製作者達のハイテンションの持続をもたらし、感動の最終話3部作の名作が生まれます。
このティガがあってこそ、今の平成ウルトラシリーズがあると思っています。
自分もメビウスはちょっと玄人好みというか、何か魅力がありません。マックスの方がわかりやすく、つっこみやすく好きでした。
一旦、ブログを辞めたので、現在のブログはマキシというHNとなりました。
これからもよろしくお願いします。

マキシさん、こんばんは!コメントありがとうございます。
>急遽作った作品だそうで、製作も余裕がなかった
驚きです。16年ぶりのウルトラシリーズということで、満を持してのこのクオリティかと思っていました。
最後まで楽しみに見られそうです。

シリーズものは作品ごとに変化をつけなければならないことはわかりますが、現在の心境はメビウスも人気があれば、作り続けてもらえて、私好みの作品もまたあるかもしれないと、そんな感じですね・・・。

こちらこそ今後ともよろしくお願いします!

 コメントでははじめまして。以前TBさせていただいたことのある「失われた時を求めて」のget_better4uこと自由人大佐です。

 先入観無しで『ティガ』を鑑賞中なのですネ。今はちょうど中間あたりなのでしょうか。どうぞ楽しんでください(^o^) 私も『ティガ』は大好きです。特にホリイ隊員のファンです。

 『ティガ』は各登場人物の人物像が深く描写され(長野博さんのスケジュールの都合だったそうですが)、後半はますます面白くなりますヨ。

 これまでにDaawさんがご覧になったエピソードの中では、私は「怪獣が出てきた日」「闇へのレクイエム」「よみがえる鬼神」「ゴルザの逆襲」「悪魔の審判」「虹の怪獣魔境」「オビコを見た!」などがお気に入りです。村石宏實監督と川崎郷太監督のエピソードは特に面白いです。

 私はDVDやビデオの最終巻を真っ先に買ったほど、いろいろとサプライズが詰まっている面白いエピソードが収録されています。楽しみにしていてください。

get_better4u さん、コメントありがとうございます。
早速HP読ませていただきました。大人の論考ですね。
愛があるからいいやと思って、乗りまくって阿呆なことを書き続けてきましたが、作品のよさとのギャップがやや情けない今日この頃です。
>村石宏實監督と川崎郷太監督のエピソード
いままで監督や脚本を気にしてみてなかったのですが、意識してみたほうがもっと考えることがあるかもしれません。参考にさせていただきます。ありがとうございます。

 レスをありがとうございます。

 いや、作品に対しての愛が感じられて、Daawさんの文は興味深いですヨ。
 私はBlogの投稿に時間が取られて、HPの方の更新は放ったらかしです。まだ『ティガ』に関しては第1話しか書いていませんが、第1話にはギャグシーンが無いんですよネ。私もノリで阿呆なことを早く書きたいです!(^^ゞ

 脚本の小中千昭氏は、後に『ウルトラマンガイア』のシリーズ構成を担当されることになりますが、『ティガ』でも綿密な構成によりティガやGUTSの設定を構築されています。「TPC年表」を作ったりして、実質的にシリーズ構成の大部分を氏が担っています。
 しかし、たくさんの方が脚本・演出に関わっているからこその、バリエーションの豊かさも『ティガ』の魅力です。本当に奇跡的な作品だと思います。

 Daawさんの以前のコメントに
>16年ぶりのウルトラシリーズということで、満を持してのこのクオリティかと思っていました。
というものがありましたが、ちょっと解説を。

 当初、円谷プロは「ウルトラマン30周年記念」としての新番組を企画していました。それは雑誌などで既に露出が展開されていた「ネオス」を主人公にしたものです。しかしTBSからは企画(主に予算面)に難色が示され、放映枠を獲得することができませんでした。
 その後、MBS(毎日放送)へ企画を持ちかけますが、TBSに持ち込んだ『ネオス』のままではマズイので、新たに別のウルトラマンの企画を練り直します。
 MBSからの回答が得られず、番組企画は流れてしまうかに思われていたところ、やっと4月下旬に放映枠が決まりました。しかし9月の放映開始には制作が間に合わないことが危惧されましたが、それでも円谷プロは制作開始を決定しました。

‥‥というドタバタの中での制作開始だったのです。まして、『ウルトラマン』や『ウルトラセブン』の頃のように円谷プロ内にスタッフがいたわけではなかったので、特撮スタッフを「平成ガメラシリーズ」を中心に集めてのスタートでした。

 長野博さんを主役にすることも、円谷プロ内では揉めたようです。そしてV6が主題歌を歌うことになりましたが、歌詞の中に「ティガ」という言葉を入れるのにさえも難航したそうです。後半になればなるほど、歌詞と作品がシンクロしていく素晴らしい主題歌になったことも奇跡だと思います。

 というように、どっしりと腰を落ち着けての制作準備ではなかったのに、これだけのクウォリティの番組に昇華したのですヨ。スタッフの熱意にただただ驚くばかりです。

get_better4u様
 横から失礼します。
>作品に対しての愛が感じられて、Daawさんの文は興味深いですヨ。
 私も同感です(^^)。夢中になって見ていた頃を思い出しながら読んでます。

>どっしりと腰を落ち着けての制作準備ではなかったのに、これだけのクウォリティの番組に昇華したのですヨ。スタッフの熱意にただただ驚くばかりです。
 このあたりが、私には劇中のGUTSとスタッフ・キャストの姿が二重写しになって見えるんですよ。もともと怪獣退治のチームではなかった非武装のGUTSが迷ったりしながらも徐々に頼もしさを増していったようにね。

get_better4u さん、コメントありがとうございます。
なるほど、そんなややこしい状況で、もめる企画を出すこと自体が意気込みですね。主題歌もダイゴ役の長野さんも今となっては文句なしにはまってますし、CGも特撮も素人の私でも「おおっ」とおもうシーンがあります。やっぱり熱意が生んだ奇跡かもしれません。

ところで「ウルトラマンネオス」のHPをのぞいてきましたが、「ウルトラセブン21」にやや脱力して帰って来ました・・・f(^^;)。

うちゃさん、コメントありがとうございます。
>私には劇中のGUTSとスタッフ・キャストの姿が二重写しに
物語ですねぇ。プロのスタッフに対してかえって失礼かもしれませんが、やっぱり苦労しながらも作るの楽しかったんだろうなあと思います。作品世界が悩みや悲劇を描きながらも希望を感じさせるのもそのためかもしれません。「もっと高く」というのが合言葉ですね!

通りすがりのウルトラニャン(違)、猫年生まれの
ウルトラファンです。

ティガは、泣く話が多すぎますよ。サッと思い出しても、
「ゼルダポイントの攻防」「恐竜たちの星」「セカンド・コンタクト」「出番だデバン!」「放たれた標的」「青い夜の記憶」「時空を超えた微笑み」「拝啓ウルトラマン様」「闇へのレクイエム」「闇に
さようなら」…最終回三部作は言うまでもなし。
何度見返しても、滂沱の涙が止まりません。

平成ウルトラ屈指の名作です。

ねこねむねこ さん、コメントありがとうございます。

>平成ウルトラ屈指の名作です。

同感です。
はじめて見たとき、すごくワクワクして楽しかったです。
何度見ても、しみじみといいなあと思います。

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 ウルトラマンといえば、説明不要なくらい有名なヒーローである。現在も最新シリーズ「ウルトラマンメビウス」が放映中だが、シリーズ第一作の「ウルトラマン」を始めとして、過去いくつものTVシリーズや映画、ビデオが制作されてきた。「ウルトラマン」の前番組である「ウルトラQ」(こちらにはウルトラマンのような超人ヒーローは現れないが)もひっくるめて「ウルトラシリーズ」と呼ばれていることは、みんな良く知っているであろう。  そのウルトラシリーズの中で、私が一番好きなのが、今からちょうど10年前に放映された「... [続きを読む]

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