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2006年6月の記事

「ジャミラ祈念日」

「ジャミラ祈念日 ウルトラ怪獣のためのレクイエム」
詩:松本賀久子  解説:原田実

図書館の蔵書検索で「怪獣」を検索したら出てきたので借りてみた。
映画「セブン」にモーガン・フリーマン演じる刑事が図書館の司書から容疑者の貸出記録を聞きだす場面があるが、(もちろん本当はしてはいけないこと)そんなことされたら私なんかただのはじっさらしである(笑)。引用も本当はしてはいけないことなんだと思うが、こちらに内容の一部が出ているので、以下はほんの抜粋である。

原田実の幻想研究所 松本賀久子の部屋
http://www.mars.dti.ne.jp/~techno/


バルタンの星
 バルタンの星は消えて 残された 数十億の人々は
 円い一隻の船に寄り添う
 地球に住む 数十億の人々には 寄り添える一隻の 船がない

271号
 番号は恋人の顔 番号は懐かしい両親 本当に 遠い番号は祖先 1号と2号はダダのアダムとイブ
 

ウルトラマンはスペシウム光線の一撃にして罪のない二十億のバルタン星人を大量虐殺したのだとか、あんなに不気味で怖いダダも、番号で呼ばれる気の毒な一兵卒だったとかいう話は知っているが、寡聞にしてここまで話が発展したのを読むのははじめてだった。
これを愛といわずしてなんといおう。他にはレッドキングとがまくじらが良かった。

バルタン星人のこのくだりが印象に残ったのは、別段争いばかりしている地球人と身内では争いをしないバルタン星人などといいたいのではなく、バルタン星人には生命という言葉がないように、もしかしたら自分と他人を分かつ概念も希薄なのではないかと思ったからである。あれが分身なのか多数のバルタン星人なのか、本当はわからない。地球に数十億のバルタン星人と人間が暮らすとしても彼らはそれを無理な話とはまったく思っていなかったかもしれない。(だからマックスのバルタン星人は戦うためだけにクローン増殖しても平気なのだ。ほんとか?)

ダダも気の毒な立場だったのだと知ったとたんに、番号でしか呼ばれないのも気の毒だと思ってしまった。ダダの名前が番号であることは本来不気味さの要素だったのだ。ウルトラマンに負ける、つまりそんなに拘泥していた標本採取には失敗する、とわかっているのに何の援助もせず271号を放置する行為もまた不気味さの要素だった。理解できないままでロマンチックに変貌するダダ。

ちなみに原田実氏のHPの「ウルトラマン幻想譜」も面白かった。

ウルトラマンティガ 13~16話 感想

ややテイスト変えました?ツッコミ入れやすくなりました?
ちなみに14話からオープニング主題歌バックの映像が代わりまして、こちらはほれぼれするかっこよさです。本編登場がまちどおしいメカたち。

13.人間採集
もしかしてこのサブタイトル「昆虫採集」のもじりですか?単純に面白がって見るのが正しい見方かも。いっそ縮小した人間を虫かごに閉じ込めたりしたらどうだろう・・・虫かごよりゴキ○リホイホイに似てるかも(嘘)。
夜道でことさらにアヤシイ動きをするレイビーク星人がまず面白すぎ。夜道を子供が一人歩きしていても宇宙人ぐらいしかあぶない人はいない平和な時代の話です。鳥から進化したなどとそれらしいことを言ってみても首から下がスーツではねえ・・・。等身大のティガと格闘する様子はまるでショッカーの戦闘員です。というより、怪獣王子の鳥人間みたいです(古)。怪獣相手ばかりではティガの格闘もスピード感に欠けるしというので、このアクションシーンは一種のサービスなんだろうなあ。追いつめられて巨大化するかと思いきや、円盤の屋根に乗るティガを振り落とそうとするレイビーク星人。あくまでアクション重視な演出が素敵ですー。

14. 放たれた標的
話自体は納得できる話ですが、宇宙人というより妖怪変化のようなムザン星人にややげんなり。たしかにあの動きを考えたこと自体はスゴイと思いますが。そもそも、人間(に似た知的生物)が娯楽で人間を狩るというシチュエーションの異様さが怖いのであって、妖怪変化が人間をいたぶろうがなにしようがあまり意外性がない気がします。もっとも人間が人間を狩るような話を子供に見せるのはよくないような気もしますが。
本音を言えば、ルシアが腹出しミニスカで登場した時点ですでにちょっとげんなりしました。しかし考えてみれば、ルシアがもうすこし私好みの容貌であったらいたく同情し義憤に駆られていたのかも知れず・・・。なんだか例によって品が下がってきたなあ・・・。テイク ミー ハイアー、ティガ!

15. 幻の疾走
マユミとタクマにこの話はかわいそう過ぎる。。。まだ若いのに。。。(泣)
やや拍子抜けしたのが、ホリイが人間の霊魂はプラズマという説があると説明した後の「そないな理屈なんてどないでもええか」。
「人間の霊魂はプラズマ」説は正直理解できませんが、タクマがマユミへの想いで姿を現したというのは美しい話でありすぎる。タクマはいくらマユミに会いたくても自分ひとりの想いだけではどうしようもなく、自分を殺した「ガゾートという現象」のためにここに現れたのだという、割り切れない状況のほうが、うまくいえませんが、タクマとマユミのせつなさが伝わってくるような気がするのです。だから、それは私からみれば、どないでもいい理屈ではないような気がします。もっとも、この部分がないと「人間の霊魂はプラズマ」説を全面的に採用する内容になるかもしれず、ないのも困るのですが・・・。

16. よみがえる鬼神
いいですねー。好きですねー。凝りまくったアングル。かみあわない会話。妙な性格描写。画面いっぱいに微妙な雰囲気が・・・。ダイゴと景竜と、盗賊三人組もいい味だしてますね。絶妙ですね。ただ困るのは私がこういう映像のどこがいいか表現する言葉を知らないということで(泣)。
自分には復活した宿那鬼を倒せないから後を頼むとダイゴに言い残してどこかへ消えてしまう無責任な景竜。考えてみたらこの人は、自分ができるからというので、何の義理もない人たちのための妖怪退治を生涯やっていたんだからなあ。一匹退治るたびに酒池肉林だった可能性もあるが(嘘)。飄々とした武者だけに最後に言い残す科白が効きますね。
欲を言えば宿那鬼がもろ妖怪っぽいのが残念だったかな。単に日本の「鬼」系統のデザインを見慣れていないだけかもしれないですが。富士山を背景に大鳥居を前景にたたかうティガと宿那鬼も奇妙でステキです。ティガが真剣白刃取りをいつやるかと期待して見ていた私。キメてくれましたー。

【ウルトラマンメビウス】初めてのお使い

良かったんじゃないですか。面白かったし。ある意味メテオール暴走話で。
補佐官は見ようによっては気に障る役どころにもかかわらず、憎めないキャラになってるのには結構感心します。わざわざメテオールのカプセルを橋の上で出してみるなんてのはやや気の毒な気がしますが・・・。

正論とあかるい笑顔ばっかり目に付いたミライもコミカルな顔演技してますし。やっぱり硬い様な気はしますが。「やっぱり隊長に連絡」の繰り返しなど見ていると、どうもこの人は全力でボケてないなって印象がする。まあ演技がどうこういうよりまじめなキャラなんだろう。補佐官にはのほほんと思われているようですが・・・。

対してアイハラは結構良くやってると思います。「メビウス・・・」「ウルトラマンヒカリ・・・」のくだりなんか、いつもどおりなのでかえって自分をネタにしてるギャグっぽく見えてしまう。そのときによってあれこれ言わなきゃならない割にはときどきいい味だしてますよ。補佐官と話をするときびみょーな表情してるのとか。散々ネタにしたお詫びに褒めるんじゃないけど。

古道具屋の親父と娘もほのぼの良かったですね。どうせなら、グロテスセルで仏像や貯金箱じゃなくて、そばにある恐竜人形を動かしてくれー。それよりグロテスセルそのものをちょっと売ってくれー。

怪獣がえべっさんだってのはやや反則だなあ。いるだけでほのぼのしてしまうキャラですからねえ。これで笑いが取れなかったら根本的に間違ってるよって感じで。普通木彫りのえべっさんって中空洞じゃないような?
片手しか使えない(片手は鯛を抱いたままの)えべっさんに苦戦するメビウスって・・・。ここにヒカリが加勢に出てきたらマジ笑うで~。と思いながら見ていたら出てきはりました。二人がかりでえべっさんに負けてるがな~。フライング鯛にまで負けてるがな~。「商売繁盛!」なんかめでたい気分になってきたがな~。

カプセルが一個足りないのにばれないで済むはずがない。
気化したはずのグロテスセルがどこかにたまってて、新たな怪獣が・・・なんて話にはならないですわね。

ところで、グロテス星人登場の「帰ってきたウルトラマン」(魔人月に吼える)といえば、怪獣は武神像で、グロテス星人はみてくれまでコミカルで、いまいちノレなかった私にとって一番印象に残っているのは、着流し姿の伊吹隊長が渋くてかっこよかったってことでした。よっぱらって囲炉裏のそばでひじ枕の伊吹隊長がステキです。ぜひごらんあれ(お好きなら)。

【ウルトラマンメビウス】母の奇跡

「それなのにリュウさんはけして涙を見せなかった」この際あんまり泣かないと思う・・・。やや人生を諦観するかもしれないが。彼氏が帰ってこないの(泣)。もうこのネタいいかげんにしなさい。

再再来ディノゾール。群れで来ますか、渡り怪獣ですか。リバースですか。宇宙は神秘に満ちているのですね。別段かわいそうとは思わないが、かなり凄惨な光景ではあるな。等間隔に並ぶとな。どこかの星の生態系が壊れた可能性はあると思うが、ま、渡りの経路が地球に変わった時点で壊れてるかな。

あいかわらずあれこれ言わされるアイハラは気の毒だが、そのへんを抜きにしてもこの人は集団生活になじまない人なのではという気がしてきた。なにかあると独りになりたくなるんでしょう。そのあたりがセリザワ前隊長と似たもの同士だったんじゃないの?

ディノゾールを足止めするのにウインダムの光線が有効?なに光線でもいいような気がする(笑)。スペシウム弾頭弾まであるのにウインダム光線砲ぐらいないのかね。ミライが「ウインダム頼むぞ」をいいたかったんだなあ、きっと。それならついでに、「ぼくにまかせてください」「ああ、おまえじゃなくてウインダムにな」「あっ、ウインダムの後ぼくも出ますから」とか言わないかなあ。2週前のミライなら言ってたよなあ(嘘)。

ウインダムのパタパタ走りの再現が甘いぞ!

ヒカリ(という呼称にします)に墜落から助けてもらって「セリザワ隊長」って、人間の名前で呼ばれるウルトラマンってやっぱり(笑)。この人かつてどアップメビウスにも助けてもらってたよ。ウルトラマンと人間が視線を交わす瞬間、いいシーンだね。いつも人間側がアイハラなのにちょっとウケるけどね。これでウルトラマンアレルギーも完治するだろうな。

メビウスとヒカリの格闘シーン最高!毎回おもろい!<それかよ。
ちぎれたディノゾールの舌をぽいと放り投げるヒカリにウケた。ようするにメビウスは目配せしないと意図を察してくれないのだな、やれやれ。キメまくるばっかりじゃなくて、どことなくお間抜けコンビなのがグー、だね。何べんもやってるとそのうち飽きるけどね。

やっぱりヒカリという名称はいまいち。日本語名称のウルトラマンってタロウ以来では?タロウはかなり笑い話にしたが・・・。みんなで反対したのにミライが賛成したせいで決まっちゃったよ。ミライもヒカリの本名言ってやれば良いのに。アイハラも本音を言えば良いのに。「オレにとっちゃセリザワ隊長がいないとこの世は闇なんだよ!」だからヒカリね。もうこのネタいいかげんにしなさい。

フライングディノゾールの群れスクリーンセーバーなんていかがですか?フライングトースターのパクリなんですけど・・・古っ!

ウルトラマンティガ 9~12話 感想

近所のジャスコのおもちゃ売場に立ち寄ったら、ゴルザとメルバとキリエロイドとガゾート売ってました。タイミング良すぎます。

メビウスはどこが気に入らないのか説明できなくて困ったが、ティガはどういうところをいいと思うのか表現できなくて困っています。ここにきて自分の知識のなさを思い知ったなどというと大仰でますます困ったものです。
4話でちょっと書きましたが、個人的にはティガの雰囲気は古典的なSFの雰囲気に似ていると思います。「特撮」をジャンルだと思っていなかった頃私はウルトラシリーズは「SF」だと思っていました。ティガは初代やセブンよりも「SF的」な雰囲気を良く出していると思います。たぶんわたしは堅実な物語のほかに、そういう部分に期待しているのだと思います。でも、好きだというだけでSFなんて数を読んでいないし、知識も少ないし、うろ覚えなので、ネタにできないのです。
物語の面から言うと、ティガは完成度は高いですが、昔のウルトラマンのようなあぶなさ(つまりツッコミどころ)がなく、のりまくってつまらないことを書き散らすことができません。それで困っているのです(笑)。

9.怪獣を待つ少女
見終わってやや物足りない気がした。なぜ、少女がなぜ地球にいて、なぜこのときまで待ち続けていたのか、とかそういういきさつがないのかなあと思ったのだ。
一夜あけると考えが変わっていた。少女の百年の孤独が伝わってきたのだ。待ち続けていた少女と、呼ばれればまっすぐにやって来る怪獣と、そして、偶然出会ったサキとダイゴの思い出と。それだけしかない。待ち続ける間に何人の人が彼女と出会い、おそらく人に語ることもなく、二度と思い出すこともなく、時が過ぎていったのだろう。
気がついてみれば私は「怪獣と少女の話」が大好きなのに、納得する話に出会ったことがないのだった。少女と怪獣の間にある事情が結局気に入らないのだ。そういうわけでこれはいい話だった。と、後になってしんみりと思う話だった。

ところでなんで急にシンジョウの妹が出てくるのかと思ったら、登場人物も真面目だが、作り手も真面目ならしく、ちゃんと伏線はって順を追って話が進行するものらしい。でもあの看護婦の制服は不真面目だぞー(喜)。

10.閉ざされた遊園地
弱虫だった男の子が怪獣から妹を守るために勇気を出す話といえば、子供向けのよくある話に見える。もっと徹底してお子様視点の話にしてもよかったと思うが、そういうわけにもいかないのだろうなあ。怪獣の注意を引こうと踊りまくるシンジョウまで子供っぽく見えやや気の毒。心根の優しい人だとはわかるが、いまいち見せ場のない人だなあ。ホリイは着実に成果を上げるのに・・・。まあ、いくら撃っても怪獣に効果がないのはシンジョウの責任ではないが・・・。
しかし、子供が主役の話にも、見えない壁とかそれを液体窒素で壊すとかの設定があるのはよかった。「あんな凶暴なのに繁殖されちゃたまらないわよ」のイルマの科白も隊長らしい視点があるようでよかった。なので、お子様にもすこしSFな部分に参加していただければ、ちょっと大人の世界を見ちゃった風な、でも子供は子供でがんばってるんだよ、な話であれば、もっとよかったかなあと思う。これはこれでいい話だと思うけれど。

11.闇へのレクイエム
「ゆっくり眠れよ。もう、誰とも競争せんでええんやぞ」の科白にじわじわ泣いちゃう私ってなんなんだろう。競争からも人から認められたいと思うことからも降りたはずなのに。
いいたいことはわかってるつもりなのだが、宇宙開発センターに研究職を得たのなら世間にも認められる仕事だし、そんなに一番じゃないとか負けたとかいうほどのこともないような気がしてしまい、怪獣化してまで何をしたかったのか、どうも共感できないのだ。エリートの考えることはわからない。この辺、なぜリョースケがエボリュウ細胞に手を出したのかのいきさつがもうすこしあればと思うが、あるいはある意味身につまされる部分があるのであまり深入りしたくないかもしれない。ホリイは、頭がよいうえに性格もよくていいなあ(体力もあるらしいし)、どこでこのちがいが生じるのだろうとか思ってしまい。本筋の話ができなくてすみません。
エボリュウは凶暴そうで可愛い(笑)。

12.深海からのSOS
ティガのサブタイトルは意味深なのがある。4話サヨナラ地球 6話セカンドコンタクト 7話地球に降りてきた男。物語の主題をサブタイにしているのか、物語にあわせて意味ありげな題をつけているのかわからないけれど。それなら深海からSOSを発しているのは、怪獣レイロンスなのだ。冒頭、レイロンスは核実験の放射線で変異した海の生物だと説明がある。彼もまた被害者なのだと。11話において人間の変異したエボリュウには攻撃をしなかったGUTSがレイロンスを攻撃することになんのためらいもないのはやや気になった。もっともティガの立場でいえば最後は殺さないで海に返したし、レイロンスがもとから怪獣ではないと思うから油断したのかも知れないから(笑)これでいいのかもしれない。怪獣に変貌しても人間は人間として尊重し、動物や魚にはあまり感情移入しないのが良識なのだろう。刺身食べたいしな。終始楽しそうなレイロンスとイルカとの交感で満足するべきなのであろう。

さて今回の見所、水着姿のレナ(笑)。イルカと泳いでいただいたりしたらもうかぶりつきになってたところだが、それは無理な要望というものだろう。ところでガゾートと意志を通じたホリイのコミュニケーションツールをイルカに使う研究をしてみるというのはどうかな。

ウルトラマンティガ 5~8話 感想

ティガテイストにもやや慣れてきまして。
「バルタン星人はなぜ美しいか」にかなり感化されていた私は、ティガがいかほどに美しいかたいへん期待して見始めたのですが・・・パワータイプのティガは胴が太い・・・。ときどき腹回りがあまってるのが気になって気になって。そんなしょうもないところばっかり見てないで。

ところで、ヤズミは狙ったキャラではなかったようで、やっぱりその種の期待をしてはいけないようです。(じつはデート中もうんちく話ばかりするらしいことが判明。) その分といっては何ですが、GUTS隊員は派手さはありませんが、みなさんきっちりと仕事をしており、人となりもきっちり描かれており、安心して見られるような。いまのところダイゴが一番印象薄いような。なにせバレバレな変身をしているのにだーれも気が付いてくれないし。ダイゴの姿が見えなくてもぜんぜん気にしてくれてないし。


5. 怪獣が出てきた日
ちょっと怪しげな準主役のマスコミ関係者が、スクープ狙いなどではなく、地味でも物事の知られざる面を報道するまじめな記者さんだというラスト。無責任なTV放映との対照で描かれるのもなかなか面白かったです。副隊長さんはじめGUTSの堅実な仕事っぷりが良くわかる話で。それを洒落た演出で語るところがまた憎いですね。飲めないのにバーに通う副隊長さんいいですね。
でも、腐った怪獣に頭突っ込むティガが気の毒で気の毒で・・・。

6. セカンド・コンタクト
人間を呑んでしまった怪獣とでもコミュニケーションは可能かもしれない、と考えるホリイにまず敬意を表するべきかもしれません。人間とは異質の思考回路をもつ異生物とのコンタクトという主題を、ここまでわかりやすくしても描こうとした姿勢がすごいと思います。
個人的にはティガとガゾートの飛行シーン、遠景の都市の破壊シーンが一番の感動でした。まるで映画を見ているようなと言ったらボキャブラリの貧困さ(あるいは映像体験の貧困さ)を露呈してしまいますが、この話にこの風景を使うこと、そして狙い通りの?幻想的な空間に感服しました。共に食いあうクリッターのひしめく空と、共に食いあう人間のひしめく街と、その空隙を飛び交う怪獣と巨人。などと奇をてらった表現をしてみても到底この空間を表現できませんやね。

7. 地球に降りてきた男
仲間を思う心を忘れたとき開拓は侵略になる、という結びはやや趣旨とずれているような気がします。ありがちな展開にもかかわらずレナ父娘の関係が納得できる表現だったのに対して、宇宙人が結局ただの悪い奴に見えるのが残念です。
個人的にはレギュラン星人の妻子にあってみたかった気がします。悪質親父などとは思わず慕っていたのでしょう。危機的状況に陥って魔が差して悪い性癖が現れたので、平和に暮らしていればそれなりに良い親父だったのかもしれない。娘はもしかしたら美人だったかもしれない・・・(笑)。
おそらく家族を連れてくるのだからそもそもは開拓民のようなものだったのでは。侵略なぞはじめてしまったものだから家族を見殺しにする羽目に陥った、こうなった以上地球を侵略しおおせてしまえ。ふとした弾みで悪者に転落してしまったレギュラン星人の悲哀など感じられたらもっとよかったと思いますが、宇宙人があまり演技をするとうそっぽくなるような気もするし、ほのめかす程度のほうがよいのかもしれません。

8. ハロウィンの夜に
子供の夢を喰う話、子供が大勢消えてしまう話。あまりシリアスにやるとしゃれにならないような気がして、唐突なハロウィンの演出も必然性があるように思い、それより単純に楽しかったです。皆さん仮装似合い過ぎです。隊長もぜひご一緒に。魔女とキャラがかぶったりしてまずいかな(笑)。
どうせ大人になったらなくしてしまう夢。オトナは子供の夢を奪おうとする。どきっとするような科白が出てきます。子供っぽい夢を喰って生きているような大人というのもどうかとは思いますが。子供たちの夢が未来を作る、そんな夢をもった子供の日々が私にもあったのでしょうか。
ハロウィン、定着しませんでしたね。

【ウルトラマンメビウス】GUYSの誇り

「この星のいきものもみんな必死で生きているんだ。」いやぁ、いたって不真面目なのもいますけどねっ。
つうわけで、久々にはればれと行きたいものです。ボガール爆発に巻き込まれて「地球ギア」なんかになりたくないですけどねっ。

アイハラと見詰め合ったせいですっかり態度を軟化させるツルギ。そうかあ、アイハラと対すると優しい気持ちになるんだー。大切な人なんだ。そうだろうな。冒頭からスゴイ会話が・・・。もしかしてウルトラマンは二人ともまだ日本語が不自由なのかもしれない・・・。でも、デキてる疑惑にもめげず(笑)一途なアイハラはえらかった。思いが通じてよかったね。と思っていたら自分がツルギを倒すとかいいだすし。メビウス救出計画に簡単に賛同するし。あれこれ言わされてなんかこの人かわいそうだ。熱血単純と短絡的はちがうでしょう。こんなことするから説得に回るミライの正論も鼻につくし。ちょっと落ち着いてひとつのことをじっくり言えないのかな。

今回はGUYSがきちんとお仕事しているのに感心。この作戦は誇りにしていいよ。ところで一人で黙り込んだりミーティングぶっちぎったり、今回もお仕事してないわりには、アイハラはツルギとセリザワと自分(笑)の関係を皆に事細かに説明したらしい。いきなりそんなこと言われて皆よく信じるなあ。ボガールを誘導するミライ。この人が餌だって隊長やはりご存知なんですね。救出役アイハラ。一番メビウスとしゃべってますからね、一方的に。ツルギとも一番しゃべってますからね、かなり深い話を(笑)。アイハラの友達って結果的に宇宙人ばっかしやね。

ところが周到な計画のはずがシンクロトロン砲なんてぜんぜん役に立ってない。磁場フィールド内でボガールが餓死するまで待ちますか。というよりメビウス出現がすっかり想定内になってますものね。いつの間にか無人島に駆けつけているツルギもすっかり想定内。どうやってボガールを追いかけてくるのだろう。どんな手段を使ってもいうのでこんどはどんな強硬手段をとるのかとおもいきや、メビウスに助力を頼むのが最終手段であったらしい。結局意固地になってたのだねこの人は。

メビウスとツルギの共闘には燃えましたー。のはずがやはり笑いましたー。
二人かかりでやっとボガールと互角。素直に今までになく強い怪獣なのだと思って見ればいいものを、お子さまとデスクワーカーがタッグを組んでいるような気がして・・・。二人でお尻向けて出現するの見比べてしまうからやめてください。戦闘中にやたらに声を発するのはずかしいからやめてください。ふたりで目を見交わしてうなずくの笑いをさそうからやめてください。(CGの飛行シーンでまでやってる。)<ヘンなことばっかり面白がるのやめてください。あーたのしかったー(笑)。ダブルライダーがやったらノリノリになったと思うこれらのシーン、ウルトラマンがやってると笑ってしまうのは、なんでだろう・・・。

ツルギが倒れるシーンもやはり笑ってしまいまして。
メビウスにお姫さまだっこされるツルギ。手を握って見詰め合う二人・・・。自分がツルギを倒すとか言ってた割には、なんか脱力しているアイハラ。ツルギが死んでもセリザワが帰ってくればそれで良いのではなかったのか。それともボガールを倒してツルギは意気揚々と去ってゆき、セリザワも生き返って大団円を期待していたのだろうか。うーん、そのほうが良かったような気もするなあ・・・。
さすがに人の死を笑っちゃ不謹慎かなと思っていたら・・・出ましたウルトラの母。笑っといてよかったぜ。てゆうか笑うしかないぜ。来週は、ツルギもボガールも生き返るようです。やたらに生き返るのは餌の怪獣だけではなかったようですね。

海底原人ラゴン

私の知っていたラゴンはウルトラマン「大爆発五秒前」のラゴンだった。
巨大な緑色の水棲人はあまり美しくなく知的にも見えず、どう見てもバクダンが主役で、どちらかというとゲテモノ怪獣に見えた。ウルトラQのラゴンは思索的な姿をしている。もっともこれはカラーよりモノクロに「芸術性」を感じるある種の思いこみのせいかもしれない。

この年になってウルトラQを見て初めて、イデ隊員の不思議な科白「あんなに音楽が好きだったのに」の意味がわかったのだが、人間が音楽を好むようにラゴンも音楽が好きなのだというよりは、音楽に知的な興味を引かれているように見えた。人の声を雑音のように嫌うラゴンは、音楽のなかから異なる文明が自分に語りかけるのを感じたのだ。海に棲む妖精ラゴンは波間に歌うように言葉を交わすのかもしれない。

一軒家に現れたラゴンと海岸に現れたラゴンは別人だったのではないかと私は勝手に思っている。ラジオを片手に危険を冒して崖に誘導したラゴンが次のシーンで海岸に再上陸したのでは、万城目さんが無駄骨折ったみたいと思ったのがよけいなことを考えついたそもそものきっかけである。彼らは別人で、男女で、彼らの子供を捜しに来たのだ。

ラゴンの子供が成人のミニチュアなのには笑ってしまったが、なにもラゴンの子供が人間の子供と同じように幼児体型であるとはかぎらない。高貴なる彼らは、あの姿で生まれ、あの姿で子をなし、あの姿のまま老いて死んでゆくのであろう。

ウルトラマンにてすでに怪獣化してしまったラゴンではあるが、願わくば海洋開発だの水質汚染だのが彼らの世界を脅かすことのないように。海深く彼らの生活が静謐のうちにありつづけますように。高貴なる彼らが二度と再び汚辱の地上に足を踏み入れずともよいように。

ウルトラマンティガ 1~4話 感想

ぜんぜんツッコミいれる気にならないにもかかわらず、この楽しさはなんなんだ!(笑)
CGが今に比べたらちゃちいですが、そんなこと言い出すのは野暮天ですよね。
このチャレンジ精神に拍手。毎回宙返りして飛び去っていくティガに拍手!

なんといっても、イルマ隊長のかっこよさは感動モノです。
やはり、女性が活躍するのは見ていて元気が出ます。個人的にはイルマ隊長はジェンウエイ艦長と同じぐらいかっこいいです。そのうち女に勤まるのかとかいう話も出てくるのかもしれませんが、隊員たちがみな隊長の立場を尊重しているらしいので安心してみていられます。もとGUTSが超常現象調査のための組織だという設定を生かせる隊長だと思います。もっとも、放映当時に見ていたら、イルマ隊長を好きだといえなかったかもしれません。

それからヤズミがどういう役柄なのか今後が気になります。通常、基地居残り要員に正規の隊員を置くなら職場の花的女の子でも置くのが定石ではないかと。そこに美少年?を持ってくるという、ちょっと狙った風な配置が面白いです。あるいはただの職場の花(笑)ではないのかもしれません。

それから、まだ4話ですが怪獣がみんないいです。
つうわけで感想です。ま、わたくしめの書くことですからたいした内容ではないです。

1. 光を継ぐもの
ウルトラマンとGUTSに関する説明の回なので、感動するほどのこともなく。それに古代超文明ネタは私の弱点なんです。個人的にはあまり引っ張らないでほしいです。あっでも、ゴルザとメルバが美しいのには感動しました。端正で品があると思います。
ウルトラマンになるべく生まれてきた人がいるというのは、画期的な設定だと思いますが、考えてみれば偶然を装ってもウルトラマンになる人は最初から決まっているというのが本当のところで、問題はそのあとどうするのかということなのでしょう。

2. 石の神話
「おれはティガなんかじゃない。こんなもの」
「なんだこれ。ダイゴ隊員のですか」
「返せ、おれのだ」
みじかい科白の中に、ダイゴの戸惑いと決意が表現されていてとてもよいですね。ティガの3タイプに関する分析を感心して聞いているダイゴもよいですね。ひとに説明してもらうと良くわかるなあとか考えながら聞いてるんですねきっと(笑)。

3. 悪魔の預言
この話でイルマさんに惚れました。「預言者」とは背後に神を背負う者。底知れない力を持つかもしれない相手に終始毅然とした態度なのがよいです。
キリエル人を「キリエルびと」と呼ぶのもよいです。単に人間以外の知的生物というだけでなく、キリエル人の背後にある世界の深さ、自分たちを人間を救済するものと位置づける彼らの特権意識を垣間見た様な気になります。ですので、最後にきりきりきり・・・とかいう声を発するのはできればやめていただきたかったのですが・・・。まあ、ある種の毒抜きかもしれませんね。

4. サ・ヨ・ナ・ラ地球
人間には理解できない宇宙の生命が宇宙船と乗組員ごと一体化してしまった。という宇宙怪獣の発生がSF的です。「この地球を我々が壊滅するような悲劇を起こさぬことを切に願うものである」というエザキ博士のメッセージに泣きます。災厄には最善を尽くし、家族を大切に思い、人類を守るために宇宙生物に立ち向かい、でも、肉体を失った魂は宇宙を目指して地球を去ってゆく。宇宙飛行士とはそういうもの。ブラッドベリかアジモフの短編を思い出すような話でした。

【ウルトラマンメビウス】復讐の鎧

おおっ、ツルギの過去が今明らかに。衝撃の告白。のはずが、かなり笑ってしまいました・・・。
ウルトラマンの道を誤るほどアープ人に思いいれているツルギには申し訳ないが。地面たたいて悔しがるウルトラマンって、水鏡で自分の変貌に驚愕するウルトラマンって、脇腹かばってよろよろするウルトラマンって・・・萌えられればシアワセだと思うが(笑)。

物語としては良くできました。でも演出がいまいち。テーマが細部の表現のためにわかりにくくなっていると思う。あるいは、「謎」をかけるために人物描写が不自然になっていると思う。どっちみち、わたくしごときがえらそうなことを言ってることには変わりないけど。以下はわけわからん上に文句ばっかり、いや申し訳ない。

殺された人の怨念が鎧になったという表現がよーわからん。もし、「怨念」が形になってツルギに憑依したのなら、本人の意識との葛藤があってしかるべきと思うし、だいたいそこまでツルギが絶賛する「争いをしたことのないアーブ人」が、それは無念ではあろうが、人に復讐を託すかね。感情をわかりやすくビジュアル化するのか、内面を問題にするのか、表現のレベルがまぜまぜなんだよね。ま、私が個人的に後者を期待しすぎてるんだがね。でも、前者ならもっと割り切ってわかりやすいほうがノレるんだけどな。

アープ人より地球人のほうが下等だから犠牲にしてもいいとか、人間の死体を入れ物あつかいするとかいうのは、単に復讐が優先で自分の都合のいい論理を言ってるだけということかもしれないが、そうかと思うと、今ボガールを倒さなければより多くの命が犠牲になるとか言い出すし。ツルギって詭弁者だな。だいたい、人間を出来不出来で上等下等というとか、下等生物には感情移入できないとか言うのは、物語上の問題提起といえば単にそうだが、ツルギの信条にかかわる問題と思うよ。だとしたら、ツルギが信条を変えるような出来事が地球人との間に起こらない限り、ツルギはひとでなしのままだ。そんなドラマがおこるかね。

ツルギにそこまでアーブ人に思い入れがあって、守れなかったことを後悔しているのなら、同じ立場のメビウスや地球人の気持ちはちょっとはわかるはず。次回予告でメビウスとツルギが並んでるシーンがあるってことは、単に和解するまで不可解な人物像を引っ張ってるだけ? 時間がないとか言ってたしな。多分おとなしく待ってれば、納得できる事情も出てくるのであろう。でも、それならそれで事情を小出しにせずに強引なツルギのまま引っ張って一気に疑問氷解のカタルシスって演出のほうがノレるんだけどな。

だから大事なはずのセリザワとアイハラの遭遇シーン、もしアイハラが「あんたが生きていてよかった」「あえてうれしかった」路線で言い募ってツルギが動揺でもしてたら感動したよ。都合のいい理屈をこねるツルギにアイハラの一途な思いが影響するんだったらね。こいつらデキてたんだー!と絶対つっこんでたけどね。ツルギがドン引きになる可能性もあるけどね(笑)。ところがあの結末だもんね。さらにサコミズまで絡んでくるから話の焦点がぼやけるような気がする。
だいたいアイハラが悩むからドラマを期待するんだよな。だいたい、いまの仲間とのGUYSを「意味がない」と言い切ってしまうのは唐突だし。ジョージとの言い合いも途中から理由がかわる意味があるのか。

ようするに複雑なことを言われても理解できないから、単純にわかりやすくしてくれという希望のような。
ミクラスだってそうだよ。人格か怪獣か道具かはっきりして、それにふさわしい扱いをしてくんな。
ツインテールとグドンだってそうだよ。怪獣か餌かはっきりして・・・食われるためにばっかり何回出すんだよ。ボガールは人間食えばいいんだよ。
多い漢字サブタイトルが続くが、小学校で習ったっけ?

アンヌさんと一緒。

みなさまこんにちは。「アンヌさんと一緒」のお時間です。
HPのイラスト追加しました。
お題は「アンヌさんと一緒」です。煩悩だなあ(*^_^*)。

Anne

続けて描いたらすこしはうまくなるかと思ったのですが(T_T)。
え、こんなアンヌさん見たくない?まあそういわずに・・・。
そのうち「ソガさんと一緒」もやります。
え、そんなの見たくない?まあそういわずに・・・。

関係ないけど、「ゴジラ対ガイガン」の菱見百合子さんも超カワイイっす。
空手3段の蹴り入れてほしい気分になります。そのまま昇天っすよ(笑)。

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